古本 フリマ 散歩


by souslecieldetokyo
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雑文&少しの子供の古本

 気付けばクリスマスもお正月も旧正月もひな祭りも過ぎ、
 今年度残すところのイベントとしては
 チビの四歳の誕生日と入園祝いのみとなってしまったなんて。。。

 更新を怠っているのは、
 書くべき古本を買っていなかったり、家にある本も読んでいなかったり、
 もともとの不精がたたったせいでもあり。
 年始早々の、新型インフルエンザ騒動のせいでもあり?

 とは言うものの年末には、チビ+私のパーティー用ドレスを製作し、
 年明けからは幼稚園用袋物セットを、
 さらには台湾で買ったままになっていた生地でサブバックを何個も何個も製作したのだった。
 読み始めると止らない、書き始めると手が勝手に動く、これと同じで、
 ミシンなども、やり始めると、手が止らなくなってしまう性分の私。


 さて。
 クリスマスに買った絵本…
 スーホの白い馬
 かさじぞう 共に絵、赤羽末吉
 こぶとり 松谷みよ子文
 赤ずきん バーナディット・ワッツ絵
 Les 5 femmes de Barbargent
 Das gerettete kiefernbaumchen
 Strega Nona
 白水社 子供用 チボー家のジャック
 メアリー・ノートンの小人シリーズ 野、川、空の3作。 


 自分のものとしては、
 「花のきもの」読み出したらはまってしまって、続けて読んでいるのが宮尾登美子の「櫂」。
 描写が詳細すぎて、または思い出の一こま一こま全てを漏らしきらずに書ききろうとしている作者の力加減のせいで、なかなか前に進まず、物語のうねりも見えてこない。
 しかしながら高知の下町の風俗を知るのに、これ以上のテキストもあるまい、
 また、少しずつ、読むことだ。
 
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# by souslecieldetokyo | 2010-03-05 20:26 | 古本
 色川武大。
 沢木耕太郎「象が空を」がきっかけで、家にあった彼の本を再読したら、はまりにはまって一字一句漏らさぬよう読み込み、最近のマイ・ヒーロー。
 挙句の果て、来年の目標に“麻雀を覚える”願望まで急浮上する。
 「百」をまだ読んでいないので、近いうちにどこかで見つけられればよいのだけれど。。。

 戦前の浅草サボり時代、戦中無期停学どん底時代、戦後どろどろギャンブラー時代、持病(ナルコレプシー)その他の病歴…。それらすべてから培われた気迫に満ちた人生のセオリーや生き様は、その風貌と相まって、志ん生と同じくらい凄まじくて、魅力的だ。
 優等生ではない自分にとって、こんなにも格好いい先輩は今後出て来まいと思ってしまうほど。

 とにかく人生全勝はないんだ、彼の言葉で言えば、9勝6敗、だいたいの感覚で言えば人生五分五分、でちょっとした一勝が取れれば尚良い。また、大敗をしないための工夫。
 それと、最近気になっているのが、読んだ新聞記事で村上春樹が語っていた、「リアルじゃない方の現実に生きてしまっている現代の我々」という感覚。
 温暖化、拝金主義によって崩壊しつつある地球、人間社会という“リアルじゃない方の現実”に生きて、なんとか一勝を手に入れ、小さな生を全うしたいものでアール。

 さて。
 ちょっと前上海在住香港人朋友のお供でブックオフに行った際に、目に付いた100円単行本古本。
 さよなら・再見 黄春明
 ぱんだ!中国・日本パンダ紀行 太田垣 晴子
 小学生日記 hanae
 上海 嵐の家族 リン・パン
 絵で見るシュワイツァーとそのことば
 バナタイム よしもとばなな

 「さよなら・再見」は、読むも無残な、日本人による台湾売春ツアーの通訳を業務命令でするはめになった不幸な台湾人サラリーマンの罪と罰物語。
 「上海 嵐の家族」は、中国の不幸な歴史に翻弄される3世代の家族の肖像。一族のストーリーが、即ち歴史でありドラマであるのは、イタリア文学同様、胸に染み入る。
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# by souslecieldetokyo | 2009-11-13 22:08 | 古本
 8月末から9月頭にかけて、香港マカオに遊んでました、写真のみfacebookに順次アップしていマス、もし参加している人は、興味があれば、私を探してくださいネ。

 さて、本日は超々久々の、ブックオフへ行ってみた。
 かつて原宿にあった店舗には足繁く通っていたのだけれど、無くなってからは地元の店舗に馴染めずに、今日まで3,4年以上経ってしまったのだけれど…。


 100円の本2冊、500円、700円の本各1冊。
 象が空を 沢木耕太郎
 花のきもの 宮尾登美子
 香港特別芸術区 香港アート&カルチャーガイド
 電化製品列伝 長嶋有


 「象が空を」
 「路上の視野」後10年、の全エッセイ集で、この厚さ!507頁。
 しかし読み始めると、止らない内容の濃さで、他も気になりつつ、こればかり読む。でもちょっとの暇を見つけつつの読み進めなので、なかなか前進せず、やっとこさで、半分。旅の断片、小エッセイなどもあるが、面白いのは作家論。

 阿佐田哲也、近藤紘一、カポーティなど、我が家の本棚にもありながら、そこまで深い馴染みでなかった作家たちを、これを読み、すぐにでも再読再考したくなった。
 その作品、人生、実際の印象などが複雑に絡み合う中、彼の持つ引っかかり、何か思うことについて、海底に光る一筋の糸を捜し当てる思考の旅のごとき文章。さらっと読みやすいのに、言いたいことを過不足なく言い尽くす文体は、須賀敦子にも似た“こなれ方”だとも思った。
 そして、いつもいつもそこに思いが至ってしまうのが、彼の眼差しの濁りの無さ。様々な危険や汚い世界や黒く蠢くものを凝視したであろうに、しかしそのスリルの横をするりと通り過ぎ、さっそうと潔い足取りで世界中を歩き、その目は、一層のクリアーさを手に入れたのであろうか、澱まず、まるでモンゴルやチベットなど酸素の薄い高地に広がる澄んだ空のようなのだ。

 これがしかも新品同様のダメージの無い単行本で100円とは、古本様々、ハラショー!
 女性誌で連載している「一号線を北上せよ」の単行本化もものすごく楽しみだし、私にとって彼はルポライターというより、好きな作家の一人、定価で買えずにゴメンナサイ。
 

 香港アート&カルチャーも、ずっと目を付けていたのだが、ここで見つけたのも何かの縁、と思って、500円だったが、購入した。
 長嶋有のも、表紙高野史子だし、単行本で揃えなかったら駄目でしょう、と思っていたので、高かったが、ゲット。

 
なにやら幾らか忘れたが割り引き券を貰ってしまったので、その有効期限内までには、もう一度足を運ばなくては…。今回の100円本みたいな掘り出し物が次回もあるといいんだけどなあ~。
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# by souslecieldetokyo | 2009-09-24 01:15 | 古本
 昨日今日と久々部屋の片付けをして、引越し以来一度も手付かずのままだった邦楽系CDのダンボールを開けてみた。
 あまりの懐かしさに(そこには大学4年間のすべての音楽の思い出が詰まっていたから。なんだかアメリのブルドトー?ブルトドー?氏の気分。。。)何枚か聞いてみると、意外やエレファントラブの「金髪の草原」サントラやら香港のインディーズ・ポップやら、普通に聞けたのでびっくり。
 夏の終わり、秋の初めになると必ず思い出していたタイ・ポップのCDも見つかったし!

 この調子で雑誌の切り抜きの整理、賞味期限切れの食品の整理もしなくては。。。

 チビへのお土産、3冊。
 SESAME STREET IN&OUT UP&DOWN
 Mickey Mouse Book
 バーバマーマ教唐詩
 (どれも古さ加減が絶妙だったので)

 上海の日本語専家 平島成夫
 北京の暮らし 幸治隆子
 小蓮の恋人 井田真木子
 香港マーケット 杉田望
 鉄道の旅を楽しむ本 アジア大陸編 世界の車窓研究会
 追憶の1998年 高橋源一郎
 コミック昭和史第一巻 水木しげる
 赤毛のアンを探して 中井貴恵
 Guidacucina DOLDI (イタリアのケーキレシピ本)

 それから珍しく定価の店の本を何冊か。
 別冊宝島 静かなる謎 北村薫 (祝!受賞!)
 ユリイカ 杉浦日向子
 奇怪ね 一個日本女生眼中的台湾 (何故日本で!さすが青山ブックセンター!)
 香港ガイド本2冊

 訳あって小説を読む気持ちになって、長嶋有のを3冊、図書館で借りて読んだ。
 すると、高野史子だし、大島弓子だし、真心ブラザーズだし、大江健三郎まで!(好きにならない方がおかしいじゃん)、どんぴしゃでした。
 どうしようもない状況とかせつなさとかが薄―く薄―く溶かれて全体を覆っているんだけれども、日々の会話はぽつぽつと、何でもない言葉でやり取りされていく。(こんな小説だったらいくらでも読める、あたし!)次はありったけ借りて来て読むぞ。

 小説が読めて気分を良くしたので、ずっとほったらかしにしておいた熊の敷石 堀江敏幸 も読んでみる。冒頭の夢の部分なんだか良くイメージが掴めずもわもわしたが、友人が登場してからは、なんなく読みきる。須賀敦子の世界と思った。ユダヤ人家族の歴史のところでは、遠藤周作を思った。フランス語で眠たくなることを「砂売りが通った」と言うのは、詩的でイメージの膨らむ、良い表現だったなァ。

 そういえば先日宮本亜門演出のミュージカル、「サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ」を観て来た。大好きなソンドハイム。
 中学2年くらいの時衛星放送かなんかでやっていたのをダビングしたのだが、何と1幕しか取れていなくって、しかもそのことを20年間すっかり忘れていたのだけれど、今回劇場に行って2幕の幕が開いた瞬間、それを観るのが初めてなことに気付いたのだ。なんだかメランコリックな気分がした。
 装置はオリジナルのオープニングがあまりに印象的だったので残念だったが、2幕のは好きだった。
 それから冒頭の題名を歌い上げるシーン、日本語だったからさっぱり歌の雰囲気が変わってしまい、メロディーをイマイチ楽しめなかった、あそこ一番期待してたのになあ。。。
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# by souslecieldetokyo | 2009-08-14 14:38 | 古本

飛ぶ心、7月初めの古本

 「飛ぶ雲、飛ぶ汽車、飛ぶ心!」(鉄道省の広告より)
 どうしていつだってこんなにも旅がしたくてたまらないんだろうか?
 
 今回もそんな旅情もの、美食もの、純エッセイ、カラーブックス×3を手に入れる。
 例のごとく外箱の100円本。

 森本哲郎 ぼくの旅の手帖 または、珈琲のある風景
 開高健全対話集1、食篇 ああ好食大論争
 ドウソン通り21番地 木村治美

 世界の人形、西洋やきもの風土記、家庭園芸Ⅰ

 それにしても一冊目、表紙のイラストからスバラシイ、思わずバイト先で皆に自慢する。中身も期待に違わず、「飛ぶ心」を掻き立てられまくる。
 バグダード、カルフチクでの、ハルン・アル・ラシード(アラビアン・ナイトに登場する愉快な王様)時代の面影を唯一残す茶店でのチャイ、戦時下、ベトナム雲南国境の山水画の風景の中ですする強い香りのベトナムコーヒー、どしゃぶりのボルドー、下戸の為ブドウ酒を一口も口にせず、代わりに酒を好まなかったとされるモンテーニュに思いを馳せながらゆっくりと味わうコーヒー…。
 J・JのNY、池波のフランスに匹敵する、どんぴしゃ、どストライクの旅本でした。
 
 開高健のは、対談者のバラエティときたら!きだみのる+壇一雄、黛敏郎+石井好子、團伊玖磨、荒正人+池田弥三郎、等々、圧巻。
 意外だったのは、草野心平の美食ぶりで、堀田善衛やなんかの本に出てくる戦前上海の時代から、料理に関心があったようで詳しく、また戦後は花、野草、川魚、その他自分で採って料理している。上海の新聞で見かけた黄鱔を13種類以上出来るコックを求むなる広告から、料理の種類の豊富さでなく、暴君無き所料理の発達なし、の考察をするところも、さすがと思った。

 ドウソン通り~は、期待していたロンドンがらみのエッセイではなかったけれど、まえがきのエピソードでハッとするところがあったので、本棚に加えることにする。ロンドンものは他にあるらしいので、それとの出会いも楽しみだ。
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# by souslecieldetokyo | 2009-07-03 22:24 | 古本