古本 フリマ 散歩


by souslecieldetokyo
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 色川武大。
 沢木耕太郎「象が空を」がきっかけで、家にあった彼の本を再読したら、はまりにはまって一字一句漏らさぬよう読み込み、最近のマイ・ヒーロー。
 挙句の果て、来年の目標に“麻雀を覚える”願望まで急浮上する。
 「百」をまだ読んでいないので、近いうちにどこかで見つけられればよいのだけれど。。。

 戦前の浅草サボり時代、戦中無期停学どん底時代、戦後どろどろギャンブラー時代、持病(ナルコレプシー)その他の病歴…。それらすべてから培われた気迫に満ちた人生のセオリーや生き様は、その風貌と相まって、志ん生と同じくらい凄まじくて、魅力的だ。
 優等生ではない自分にとって、こんなにも格好いい先輩は今後出て来まいと思ってしまうほど。

 とにかく人生全勝はないんだ、彼の言葉で言えば、9勝6敗、だいたいの感覚で言えば人生五分五分、でちょっとした一勝が取れれば尚良い。また、大敗をしないための工夫。
 それと、最近気になっているのが、読んだ新聞記事で村上春樹が語っていた、「リアルじゃない方の現実に生きてしまっている現代の我々」という感覚。
 温暖化、拝金主義によって崩壊しつつある地球、人間社会という“リアルじゃない方の現実”に生きて、なんとか一勝を手に入れ、小さな生を全うしたいものでアール。

 さて。
 ちょっと前上海在住香港人朋友のお供でブックオフに行った際に、目に付いた100円単行本古本。
 さよなら・再見 黄春明
 ぱんだ!中国・日本パンダ紀行 太田垣 晴子
 小学生日記 hanae
 上海 嵐の家族 リン・パン
 絵で見るシュワイツァーとそのことば
 バナタイム よしもとばなな

 「さよなら・再見」は、読むも無残な、日本人による台湾売春ツアーの通訳を業務命令でするはめになった不幸な台湾人サラリーマンの罪と罰物語。
 「上海 嵐の家族」は、中国の不幸な歴史に翻弄される3世代の家族の肖像。一族のストーリーが、即ち歴史でありドラマであるのは、イタリア文学同様、胸に染み入る。
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by souslecieldetokyo | 2009-11-13 22:08 | 古本