古本 フリマ 散歩


by souslecieldetokyo
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<   2008年 05月 ( 3 )   > この月の画像一覧

 チビと旦那がぶーん(自転車)で出かけたので、昨日は一人、兼ねてから行こうと思っていた鬼子母神の「手創り市」へ。いつもなら歩く距離を、何故かヒールを履いてしまっていたので、都電を一駅だけ使う。

 帽子を被っていたので分からなかったが、ポツポツと降り始めた雨のせいで、市は片付けられつつあった。見たところによると、受付で登録すれば、誰でも好きなものを持ち寄って(手作りのものに限る、飲食系も可の様子)、フリマの感じで売り買いが出来る模様。どのくらいの出店数があるのか、晴天の日にまた確かめに来ないとな。
 焼き物や手作りのガラスの店なんかもあったが、小物やアクセサリーの店が多かった。ちょうど左手にしていたチベットのお土産のブレスレットと、色合いの良く似たネックレスがあって目に止まったが、値札を見ると5800円。聞けばエジプトと交易していた頃のベネツィアン・ビーズを使って作ったものだという。カードが使えれば買っていたかもしれない。。。

 直ぐそばの行きつけの古本屋「往来座」に立ち寄る。品揃えが自分好みなので、あれこれ欲しいものばかりで、あれよと言ううちに設定金額に到達してしまい他は見ず(見たら欲しくなるに決まっている)レジに向かわざるを得ないので、なかなか店内隈なく見られたためしのない店。

 外の文庫3冊200円で、カラーブックス家庭園芸Ⅱ、ベトナム観光公社 筒井康隆、シベリア鉄道9400キロ 宮脇俊三。シベリアのは、すでに家にあったかも、ちと不安。
 入り口付近の箱売り本で、上海図書館のたぶん土産物で、記念切手の装丁本を300円で。2006年戌年の切手もあるから、最近のものだ。
 入って左の子供の本コーナーでは、パディントン×三冊(各360円)を。これであとはクリスマスと一周年記念を揃えれば良いことになる。

 その並び奥で、台湾鉄路千公里 宮脇俊三420円。彼の台湾のは「豪華列車はケープタウン行き」の中で読んでいたが、その10余年前の、本家本元バージョン。「ポチ&コウの台湾へ行こう!」で知っていた阿里山鉄道に関するエピソードにやっとお目見え出来て嬉しい。その後行った池袋西公園近くのカフェで久しぶりにゆっくり食事(古代米のキッシュ)しながら、3分の2ほど読む。面白い!昭和55年のたった八日間の旅が、一冊の本となりこうして読み継がれていくなんて、なんと素晴らしいことだろう。

 同じところら辺で、東京人2006年11月号、魔都と呼ばれた世界都市を歩く 上海特集を。300円。森まゆみによる日本人のサロン文化、李香蘭のモダン上海等々、写真もたっぷりで楽しめる。内山完造と魯迅もそうだが、文中の老人が語っていた、「日本人の軍国主義は嫌いですが、それ以外の日本人はみんな友達です」の言葉は本当だと思う。また個人的には、社会人大学のフランス語講座で隣の席だった、川喜多長政氏のお孫さんのことや、去年の中国語講座でクラスメイトだった御夫人が幼少の頃の最初の記憶が済南で見た「支那の夜」で、またその渡辺はま子の歌を、戦時下、洋車の車夫が大きな声で歌っていたと語ってくれたことなどを思った。

 祝祭と狂乱の日々1920年代パリ ウィリアム・ワイザー、1200円。ちょうど河盛好蔵の「巴里好日」を前の晩読み返していたところだったので、ついつい購入。彼は1928年から30年までをパリで生活していたので、この本とも重なる時代だ。もっともワイザーのこの本はピカソ、モディリアニ他&その女性達の異色のドキュメントとなっているので、河盛氏のパリとはまた違ったパリだろう。パリの売笑婦たちがどうやって、外国から流れてきた彼らを「遊んでいかない?」で誘惑し、酔いどれパリジャンにしていったか…など、クレイジー・イヤーズのクレイジーの部分がたっぷり描きこまれている。

 そんなこんなで〆て3500円!J・Jで欲しい本もあったが後ろ髪惹かれつつ店を後にする、うらめしや。


 帰りにセイブの地下で、木曜に老師が来るのでちまきを作ろうと竹の皮(本当は笹の皮が欲しかったが無かった)を買い、先回来て貰ったときには8階さんから電気ポットを借りてすましたが、今回は用意しておこうと、イルムスで前から目をつけてあったドイツの電気ケトルを清水の舞台から飛び降りて買う。

 

 さて今日は猫のフリマ。

 午前中雨だったからやってるかどうかな~?と心配して行ったが、ちょうど準備をしているところだった。時間があまり無く、急いで物色してすぐに立ち去ったので、お知り合いのTさんに挨拶が出来ず残念。タイの新品手提げ色違いで2つ(母親用と自分用)、インドネシアバティックの巻きスカートをエプロンにちょうどいいと思い、全部で1300円(旦那には1000円と嘘の申告)の計三点。

 旦那が結婚式で居なかったので、チビとふたりでながながと昼寝、5時に起きる。散歩がてら近くの駅ビルに行き、これも前からずっと狙っていたインドのアンティークの鏡を許しが出たのでお買い上げ。裏路地を辿ってホームセンターまがいに行き、合う釘を探し、ついでにコリウスとベゴニア・センパフロレンスの小鉢を買って帰途につく。ベゴニアはローズピンクで愛らしく、四季咲きだし、カラーブックス園芸Ⅱでも万能選手と褒められていて、うふふと思う。

 インドの鏡は、チビと旦那がお風呂の間に一人悪戦苦闘しつつも、玄関横の壁に吊るした。昔々のインドから、はるばる日本へやって来て、我が家にすとんと収まってくれたこの鏡。アンティークは味わい深いだけでなく、もっとずっと有難いものだなあ、少しずつ集めていけたら嬉しいけれど。。。
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by souslecieldetokyo | 2008-05-26 00:02 | 古本

先週の古本。

週のあたま、香港の友人に郵便を出すのに記念切手で送ろうと郵便局に行ったら、
その2軒隣の古本屋の棚につかまってしまい、大量購入する。

一つの棚でこんなにも欲しい本があったのがこれが初めて。たぶん同じ人の放出品だろうか?
通りかかった印刷屋のオヤジも「今日の○○さんとこいいの揃ってるな~」と言っていた、
私に向かって?か一人語かはわからねど。

1、パリ発ワイン水先案内 細川布久子
2、63歳からのパリ大学留学 藤沢たかし
3、上海少年 長野まゆみ
4、雲南少数民族の天地 NHK取材班
5、すてきなあなたに
6、ニューヨーカー短編集Ⅰ

100円×6冊の600円。古本って素晴らしい。

1は開高健氏に開眼せしめられて云々とプロフィールにあったのでちょっと買ってみたが、まだ飲んだことのない高級ワインが多数で、♪ためい~きがで~ちゃ~うー(byザ・ピーナッツ)でした。フォアグラ&プイイ・フュッセや、現地で飲む良く冷えたプロヴァンスのロゼ!う~ん。

2、は父親がよーく似たタイトルの上海大学版をブログしていたので、つられて手に取り、
読みやすいのでふんふん読んでいくと途中で以前にも読んだことがあったことに気付く。。。
それでも次男の死と自身の癌を乗り越えての2年間の留学にはうるっと来る。
当時大きなニュースとなったカニバリスム事件の犯人が家に食事に来たエピソードなども載っていておやっと思う。

3は短編集で、表題の一編のみ上海の匂いがしたが、他はそうではなくって期待はずれ。
その表題作すら、舞台は日本のどこか(たぶん長崎)ではっきりせず、ストーリーよりも金雀児の匂いや五香豆や長袍などの単語の力ばかりに引っ張られている気がして読後感が無い。

4のNHK取材特班ものは結構好きで持っているが、これも写真多で面白かった。
ちなみにチビの公園仲間の韓国人の男の子に弟が誕生したが、その子の名前がなんと麗江。
父上がやはり中国好きで写真集で見て気に入って、つけたのだとか。
雲南ではないけれど、成都奥地の被災地の、今回の被害の報道(特に900人生き埋めの学校など)には胸が痛む。
早急の援助受け入れの決定、なんでしてくれなかったのだろう…。。。

5、は文句なしの名著、背焼けのためのこの値段だったので、ついつい。
どのページをめくっても、「あなたこそステキ過ぎます!」の一言。
素敵すぎて数ページでお腹一杯になってしまい、端から端までなかなか読みきれないのが難点。

6、ニューヨーク本もかなり集めているものの、集めているだけで、アーウィン・ショーすら読んでいず、この本もいつの日かは読むのかな?ちと疑問。
そいでもJJは還暦過ぎてからNYに行き出したのだし、私もまだ先の楽しみに取っておくことにしようっと。
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by souslecieldetokyo | 2008-05-18 22:32 | 古本

古本の吸引力

先々週の収穫物は宮部みゆき「平成お徒歩日記」一冊のみ。
チビをおんぶしながらぶらぶらしてたら、本の方から呼んできて、
普段は立ち止まらない本屋の前の木箱で足が勝手に止まり、手が勝手に本を取り頁を捲っていた。

「彼は音楽に愛されている」(くらもちふさこ「いつポケ」)ならぬ、
「古本に愛されている」女とはこれいかに??

東京都内の道に関しては、ほぼ歩いたことのある道だったので、読みつつも鮮明な映像が
頭に浮かんで来て、なおかつその歴史的意義が分かったりして、止まらず、2時間程で読みきってしまう。
途中、神戸の少年連続殺人事件によせて心痛なるコメントがおまけとして載っていたが、
それこそが、宮部作品の根底にある一番のエッセンス、彼女足る所以と思った。
実際の事件や被害者加害者をニュース新聞の中だけのものにせず、周りの生活に引き寄せ、自分のものとして考え、心を痛めている…。そうでなければ、理由、模倣犯などの大作を書くことは出来ないだろう。


先週は、旦那がつぐないに(何の?)好きなものを買っていいといったので、
ふらっと入ったビィレッジ・ヴァンガードで新書を四冊買う。
澁澤龍彦 高丘新王航海記
グレッグ・ジラード 九龍城探訪
コロナ・ブックス 作家の猫
雑誌TRANSIT 美的中国 

澁澤のは先日買った別冊新評の中で「暴風雨の一夜」として高橋睦郎が澁澤が三島由紀夫を
ギャフンと言わしめて退散させたエピソードを書いていて、その大元となった話題の主とはどんな作品かなと思い購入したが、後で、それは三島の「豊饒の海」についてのことだったと分かる。第三巻で東南アジアの王女にさせたいと話していたのを、この親王の旅と混同させてしまったらしい。。。でも、遺作であるし未読のものであるからして、そのうちゆっくり読むことにする。

九龍城のは、かねがね買いたいと思っていたのだけれど、3500円という値段が私を遠ざけていたのだが、この度、思い切って購入。危うく隣でながれていた、ヘンテコ外人の話す日本語練習CD(ラーメンズのやつ)を買いそうになりつつもこっちを選択。思ったよりかは普通の人々の暮らしがあり、暗黒街のイメージはさほど感じない。水道窓無しでも良いから格安物件を求めた人々(潮州人が3割も)の集まりのようだった。フルーツ・チャンの映画を思い出す。手が飛んでくるやつ。

お隣さんが猫を2匹買っていて、その話などしたり、「グーグーだって猫である」も秋公開されることだし、早く私も猫飼いたいものだニャア、の勢いでふらっと購入、「作家の猫」。
猫好き、猫作品で知ってる作家も多数、知らなかった作家もちらほら。開高健と田村隆一あたりの意外性(でもないか、)が面白かった。もし自分が猫を買うなら、白系ならシトロン、灰系ならブン太、という名前を思いつく。

TRANSIT、勢いで買ったけれど、写真が主で細部読む気がまだなし。
今一番行きたいところは中国だと開平、NHK世界遺産のやつでやっていたので。。。
インドだとシムラ、キプリングの「キム」に誇張して書かれていると「鉄道大バザール」でポール・セルーが言っていて、興味深々。彼のタミール族の観察描写、しごく面白い。今彼はマレーシアで、もうすぐニッポン。チビもポッポの本(汽車ポッポ)とか言って、扉の写真をよく眺めている。
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by souslecieldetokyo | 2008-05-03 23:02 | 古本