古本 フリマ 散歩


by souslecieldetokyo
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<   2005年 11月 ( 6 )   > この月の画像一覧

 先日 中国語の老師との懇親会があって魯迅についての興味がでて それから 北陸の廻船問屋について考える時 堀田善衛の作品を読む必要性が出てきたので 欲しい本や持っていない本 それらを漁りに ブックハントの旅にでる。
 国立医療センター脇の坂からアバコを突っ切って早稲田通りに出る途中、鼻の下のところが泥棒メイクのように または蝶ネクタイマークのように黒くなっている おとなしいシロネコと出会う。(と、後日会った猫好きのおばさんにその話をしたら、家の近所の子よ!と話が通じるので、ご近所でも名の通った名物ネコなのかもしれなかった。)
 
 一件めの本屋で ずっと探していた岡本かの子の文集(「巴里祭」含む)を見つけたのでこれは幸先が良いと 大喜び。かなりボロボロだったが300円と格安。
 高いが品揃えのいい本屋では 「上海の蛍」武田泰淳を見つけ 1200円と高いのでまけてくださいと頼むもマケテクレズ。迷いに迷って これだけ状態のいいものも珍しいだろうということで 買っておくことにする。(と 後で他の本屋で状態は悪いがもっと安いものを見つけガックリ。でもずっと以前、神田古書センターでは300円であった、この時どうして買って置かなかったのか、我ながら疑問。)
 次にここも高いが状態のいいものばかりの本屋で谷崎の「上海交遊記」と(これで芥川と谷崎の、上海旅遊比較が出来るというもの?)文庫格安の「大雪のニューヨークを歩くには」J・スティブンスン、常盤新平訳を買う。
 
 とここで昼飯時となったので どこで何を食べようか思案するも やっぱり古本漁りとくればカレー、ということで お決まりのエチオピアで 奮発してエビ野菜カレー(妊婦なので0倍)を食べることに。買ってきた本を眺めつつのんびりカレーを食べ、食後のサービス、マンゴ・ラッシーをすする。
 やっぱり0倍は物足りない、せめて2倍3倍(大辛)のカレーが早く食べたいなあ などと思いつつ 往路と反対側の通りをぶらぶら引き戻す。
 
 お金も無くなってきたのでここからは安物買い、 いくつかの道端の100円コーナーで遠藤の「フランスの大学生」辻邦夫「モンマルトル日記」(両方とも状態の良い単行本)、50円文庫コーナーで辻静雄「ヨーロッパ一等旅行」村上光彦「パリの誘惑」磯村尚徳・深田祐介「セーヌで語ろう」青木正児「華国風味」森村桂「香港へ行く」清岡卓行「アカシアの大連」を買う。
 最後、バイト先のCAFÉで一息つき、しめに ブックオフの100円コーナーへ行き、海老沢泰久「美味礼讃」椎名誠「中国の鳥人」長谷川真通「ユーレイルパス父子旅」を購入。
 
 肝心の堀田善衛「鶴のいた庭」は探せなかった。全集の端本も無く。
 魯迅の方は 選集13冊完3300円と 竹内好訳文集4冊4000円の二つがあったが 一応実家に問い合わせてからと思い 父親に連絡を取ると 前者なら家にあるとのこと、買うのを控えて正解であった。
 
 引越しを考えているので もうこれ以上本を買うのを止めておこう、と頭では分かっているものの いざ古書店巡りを開始すると、もう止まらない。フリーマーケットと同じである。でもここで安物買いの銭失いをしておくと、高い買い物欲求がなくなるので良しとしよう?
 そういえば幾年か前 池袋の古本祭りで300円で見つけて買い占めておいたメグレものシリーズが だいたい1000円~の値付けがされているのを発見。こういうのを見るにつけても、嬉しくなってしまう私っていったい…、 きっと一生セレブにはなれないんだろうなあ。。
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by souslecieldetokyo | 2005-11-30 11:14 | 日々是雑記

初、蟹宴!

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昨日は、上海に行けない腹いせに、東京宅にて蟹会を催す。
仕事で帰りの遅い旦那に代わって
近くに住む 韓国美女(留学生)をご招待。

昼間 上野アメ横市場で、中国人商人から買っておいた蟹は
一応“陽澄湖産”の黄色いラベルがついていて 雄2匹雌1匹で2500円のもの。
(一番最初に薦められたサイズの大きいものはそれで7800円もしたので手が出なかった…)
帰ってすぐ 紹興酒を飲ませて酔っ払わせてあったのに、
六時過ぎ、蒸す寸前まで 紐のとれた雌がシャカシャカ動き回ったり
紐で結ばれたままの雄さえも 口からぷくぷく泡を出して呼吸しており
3匹とも元気なことこの上なし。
この生命力こそ、上海蟹の人気の秘密では?と思ってしまう。

母上に 味噌の固まらぬ寸前のところまで 程よく蒸してもらって、
皆でしゃぶりつく。
やっぱり時期柄、雄のねっとりした白い部分と蟹味噌が美味だった。
現地で食べるロケーションや旅情の醍醐味には欠けるが、味はまずまずといったところ。
コリアン・ガールのJちゃんも、このあいだ上野の高級中華レストランで食べた上海蟹よりもおいしい、と言ってくれるし、
先日都内のホテルで食べたという同僚は 1匹4000円も出したのにちっともおいしくなかったといっていたし、中華街で食べても同様だろう、蟹は家で蒸すのに限るということかしらん?
そういえば昼間 市場でも蟹を買っていたのは中国人ばかりであった。とすると、皆そのことを心得ていて、それぞれ家で蒸して食べているのであるな~、きっと。

何はともあれ、テレビで上海蟹の映像を見るたび食べたい思いで一杯だったので、念願かなって満足。
その後食べた 豚肉とほうれん草の火鍋もおいしく出来たし、食後のこれも中国人から買った甘栗も中華街で買うよりおいしくて、すっかり”満喫中国人グルメ”してしまった。

最後にちょっと驚いたことを付け加えておくと、2年も前に買って少し酸っぱいのでそのうち料理で使おうと常温でほっといておいた紹興酒が、すっかり芳醇な香りのとろりとした極上酒に変わっていたのにはびっくり!うちの母上などは、あんまりその酒がいい酒すぎたせいで、蟹たちがいつまでも酔っ払わずにいたのでは、と思ってしまったほど。そしてそのことを一生懸命彼らに語りかけるも通じず。
それもそのはずお母さん、だって百歩譲って奴らに言葉が通じるとしたって、日本語じゃ駄目、中国語、それもおそらく上海語じゃないと分かってくれないって!という私に母、
「あんた、それもそうだわさ!」
そして二人で大笑い…。ちゃんちゃん。
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by souslecieldetokyo | 2005-11-23 10:59 | 日々是雑記

妊婦とほにゃらら

今日に限って二度寝が出来ず、(昨日の夜飲んだ濃い烏龍茶のせい?)
朝からパソコンを打つ。

その一;妊婦と鉄器
妊婦に鉄分は不可欠というが、だからといって毎食ほうれん草を食べるのも大変だし、
ましてやレバーは焼肉屋のレバ刺し以外はとんと駄目。
というわけで最近は、実家からくすねてきた南部鉄器でお湯を沸かす。
これで緑茶を入れて飲めば、ビタミンCも取れて一石二鳥というわけ。
でもかなり錆び易いのが難点といえば難点。。。

その二;妊婦と編み物
昔は産婦人科の待合室というと この編み物をしている妊婦さんの姿というのが定番だったような気もするが、 今ではひとっこひとり居ない。
この編み物のいいところは、とにかく気が紛れて精神衛生上たいへん効果的ということ。
ちびっ子グッズはすぐ出来て編みよいのだが、春先生まれの子には必要ないかなということで、自分のものを編む。
今はひざ掛け。出来あがったら次は灰色の毛糸でかぎ針模様のマフラーを編むつもり。

その三;妊婦と揚げ物
普段から割りとヘルシーなものが好きで、揚げ物なんて、まして家で揚げるなんて、と倦厭していたが、食べるとちびっ子がアトピーになりにくい、という話を聞いて、さっそく実行することに。
たまたま家にあった豚しゃぶ肉の残りに下味をつけて、冷凍パセリの衣で竜田揚げ風にしてみた。んが、その冷凍パセリと思っていたものが実は冷凍パクチーだったりしたので、揚げたてを食べたときはアジアンな感じでおいしかったが、冷めてしまったら最悪…。
しょうがないので?昨日は行きつけの、日本一売り上げの高いという弁当屋で「どかべん」&「なすカラ」を購入。久々でおいしかったー!
でもそんなに揚げ物ばっかり食べていて大丈夫だろうか、ホントに?
ちょっと心配。

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写真は10月頃作ってたかぎ針コースター。
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by souslecieldetokyo | 2005-11-14 07:26 | 日々是雑記

Takaoka_City!

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1時間間隔は無理でもせめて2時間間隔では出ているだろうとタカをくくっていたのが大間違い、
白川郷行きの11時45分のバスに10分差で乗り遅れ、
4時半まで待ちぼうけすることになったわたしたち。
とりあえずお昼しましょう、と言って駅前の喫茶店に入る。
ゆっくり食べて まったり食後過ごして トイレなど行き、
ふと入り口に置いてあったパンフレットをいくつか手に取り席に戻ると!
なんと「八月のクリスマス」のロケ地がここ高岡シティだったことを初めて知った。

山崎まさよしは、ここ最近ご無沙汰だったが 
それこそ初期のスペシャで体育館の倉庫に住んでいた頃からのファンだし、
大学3年の時F#のブルースハープを買ったのも 彼の曲を吹きたいがため、
「月とキャベツ」も当時試写を見た友達から いいよ、と薦められて見ていて、
役者としての彼も好きだった。
「八月のクリスマス」ももちろんシム・ウナや監督が好きだから見ていたけれど、
今回 山崎主演でリメイクされるとあって、けっこう楽しみにしていて
WOWOWのメイキングなども見ていたのだ。
それだのにここがそのロケ地だったとは!
漠然と、四国か中国地方のほうで撮った映画とばかり思っていた。(でも良く考えてみると、雪が降るくらい寒い都市でなくてはならないので、北のほう、と考えなくては嘘だった。)

そのパンフレットによると、メインのカメラ屋は現在公開中で、しかも徒歩20分くらいとあったので、時間はたっぷりある我ら、もちろん訪ねることにした。

高岡シティは銅器の町、至るところにその面影があり、古い町並みも保存されていて、
路面電車も走る、なんだかとっても上野樹里が似合いそうな、古風でスモールないい町。
途中、川の手前、同じパンフレットを持った 山崎ファンガールとひとりすれ違う。

カメラ館、まず入ってすぐ目に付いたのは あのべスパ。
なんだかとっても ローマの休日ですね、これに本人と二人乗りしたら、どんなに幸せかなとほんのちょっと かなわぬ夢を見る。
柱に書いてあった 直筆サインも あちこちに飾られてあった スチール写真も
とっても親切だった受け付けのおばちゃんも 全部ここで本当にロケしていたんですよ、って空気を わたしに肌で感じさせてくれマシた。

ちなみに、実際に彼に会うことが出来たら、弾き語ってみせることができる曲はただ一曲。
「坂道のある町」っていう、桜木町のもみじ坂が舞台の曲です、でも、
たぶんそんな機会は一生巡ってこないと思うけど。
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by souslecieldetokyo | 2005-11-09 13:16 | 北陸日和

アラーキーの巻!

妖怪に会った!
髪型は小豆研ぎそっくりだったけれど、やっぱり「写神」の妖怪だろう。
“最近ぞっこんハマッている”と何かに書いておられたダンサーの彼女も
猫娘か雪女か分からなねど、独特の雰囲気を持つ、妖怪の一味と察した。
たぶん水木大先生なら、一目で何という妖怪名か、お分かりになるだろう。

大体からして私は、落語なら志ん生、歌手なら美空ひばり、画家ならピカソや岡本太郎、
といったスケール感のある、それでいて人間味に溢れた人達が好みなので、
写真家といったら、もう随分前から「アラーキー」なのであった。
彼の作品には、もちろん尋常でないエロスがあるけれど、
同じくらい、静謐でせつない愛情や日常生活があると思う。そこが好きだ。

その日、友人の編集者がインタビューをするというので、着いて行く気満々でバイトを
早引けしたというのに、いざという時彼女と連絡が取れず、新宿で2時間待ちぼうけ。
ようやっと携帯が繋がったと思ったら、カラオケしているというので、合流させてもらった。

歌舞伎町とゴールデン街の狭間にあるその場所は、まるでアラーキー氏の個人サロンの
ような空間で、氏が連れてきた内外の、それこそ妖怪たちのサインで埋め尽くされていた。
ちなみにいうとジム・ジャームッシュ、ビョーク、谷川俊太郎(!)、ミスチルの桜井さん、
一条ゆかり、小室等、・・・うーん、あんまりそうそうたるメンバーだったので、後は忘れてしまった。。。

同じ空間にいたというだけで有頂天になってしまい、何を話したか、どんなことがあったか、最後に一緒に写真を撮ってサインを貰ったということ以外、実はあんまり覚えていない。
ただ、いつもは30分くらいでさっと帰ってしまわれる、というところを、その何倍も長く居てくれたり、いつもはご自分ではあまりマイクを握られないというところを、ひばりちゃんの「リンゴ追分」をムードたっぷりに歌ってくれたりと、一緒にいた香港編集者ギャルのおかげか、とにかくサービス満点の時間をプレゼントしてくれたことは、忘れられない思い出となった。
ソファーに身をうずめて、ちょっちょっと何か面白いことを言ったり、笑ったりするときに、首に巻いた薄手の黒いマフラーで口元を隠すしぐさが、なんともチャーミングだったことも。

それから、サロン在住の妖怪なかまと思われる、「モルヒネ」の写真集にも登場するママと社長さんには大変にフレンドリーに接していただいた。アラーキー・サロンなのも頷ける、ちょっとないいい人々、お店であった。

付記)ここで妖怪妖怪と連呼したのは、水木大先生が、「私達にんげんも最後には妖怪のように人の目に映るようでなければ本物でない」、というようなことをどこかで仰っておったからで、あんまり深い意味はないのであしからず。
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by souslecieldetokyo | 2005-11-05 20:42 | 見人録
金沢、そして富山。
どちらも、大学時代からの親友の母上の住む町。
そして今回、そのどちらもに旅をし、そのどちらもの方々にお世話になってしまった。

だいたいからして、「友達のお母さん」という存在は、友達のことを好きなだけ比例して
会わずとも前々から好きでいて、
(友達への友情+「お母さん」という普遍的で暖かい存在への甘え)
それらの町のことも、
その友達のお母さんが住んでいるというだけで、
行かずともなんとなくいいイメージが自分のなかに構築されていた。

実際に行ってみて思ったことは、
どちらの町もやっぱりいい町で、人も優しく、
思いがけない出会いや思い出がたくさん出来て、楽しい旅となった。

金沢では、友人ママその①に
まず駅までの車でのお迎え&茶屋街でのお抹茶を、
それから全国でも有名なおいしーいおすし屋さんに連れて行っていただき、
たくさんの楽しいお喋りとおいしい時間をご馳走してもらってしまった!
それから最終日に市場にて甘エビ&牡蠣の立ち食いも!
富山では、友人ママその②&その叔母様に、
車で八尾の町まで連れて行っていただき、旧市街の見学、
さらには偶然聞こえてきた胡弓の調べにつられて、地元の素敵な
履物店にお邪魔し、緋毛氈の上でのお抹茶&胡弓の音色のおもてなしを受けてしまった!
帰る日には、重量オーバーへの不安もおして、4人分の荷物と人間を乗せて
空港まで送っていただいた。
どちらものお母さんからも、私だけでなく友人の分まで、
おいしいお土産をいただき、本当に感謝してもし尽くせない。
叔母様には、仕事のことで、多大な助言、ご協力をいただいた。
本当に有難いことと感謝している。

おそらくは東京より、気温も低かったはずなのに、
気持ちはいつも、東京より暖かくしていられたのは、
やっぱり彼女達のお母さんのおかげだと思う。
友達のお母さんの住む町。
友人の知られざる幼少時代のエピソードなども聞けるし、お勧めです!
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by souslecieldetokyo | 2005-11-01 09:22 | 北陸日和