古本 フリマ 散歩


by souslecieldetokyo
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カテゴリ:日々是雑記( 51 )

私的澁澤論



 何かの拍子で澁澤龍彦回顧展のことを知り、肉声が聞けるというので出かけていった。
 台風まがいの大雨だった先週の火曜、実家にチビを預け、昔懐かし、山手の坂を登って神奈川近代文学館へ。
 中途半端な階段の幅も、横手に見える外人墓地も、港の見える丘公園のバラも、雨に煙る貨物船の汽笛の音も、何もかもが直ぐに中高の6年間を思い立たせた。これは澁澤の嫌いなセンチメンタリズム。

 入ってすぐ、ソファーのあるコーナーで高橋睦朗のビデオ「澁澤龍彦というサロン」を流していたので貸切状態でじっくり眺める。高橋睦郎は勝手なイメージとして姿三四郎的風貌だったが、画面に映る氏の姿は眉毛のパチッとした英国トラディショナルな白髪お坊ちゃまであった。サロンを体験し得た人の貴重な澁澤論。
 彼はその博物少年の収集癖の幅広さをイノセント、無善(善でも悪でもない)と表現していたが、たしかにその通りで、それは宇宙と同じだけの広さを持つ(コスモグラフィア)ということもそうだし、彼独特のユーモアのセンス、精神の自由さにも繋がっていくだろう。

 家に帰ってどうして澁澤が、南仏的太陽の色彩の画家堀内誠一氏とあんなにも親友であれたのだろうかと考えつつ「滞欧日記」「ヨーロッパの乳房」「旅のモザイク」を読みかえしたが、やはりそれは彼の幅の広さと、自由で柔らかい心、センチメンタルを嫌いユーモアを好むセンスが呼応しえたからなんだろうと思った。
 異常と正常の議論を出口氏との3人でした時も2対1で意見が分かれ、その評として「出口の説は狭いと思う。こわばっていると思う」とあった(滞欧日記)。同じく滞欧日記に「堀内君、フランスの留学生犯罪(佐川一政)をおもしろがる。我々の意見一致する。」とあったが、どう一致したのだろう、先日読んだ本にもこの事件のことが触れてあったし、気になる。今、簡単に通り魔的殺人事件が起こる時代、真逆の犯罪の気がする。

 話はまたビデオに戻ると、「皿屋敷、阿頼耶識」事件が身振り手振りで語られており、面白かった。他の展示物の手紙でも、澁澤自身がそれについて語っている文面もあり、当事者的には目をまん丸にして夢中になる三島のさまがおかしくてちゃかした結果だとのこと!


 期待していた澁澤の肉声は、土方巽の通夜の席、急に司会者からスピーチを求められ上ずった声でどもりつつ、といったものだった。元来作家というものは書くのはいいが人前で何か喋るのは苦手な人種であるからして、彼のそのスピーチもいかにも作家らしいと思った。声が高く咳をしていたのは喉がやられている(彼は喉頭癌)せいでもあったろう。
 焼香のバックで流れる土方氏の東北弁も何か味わい深かった。
 澁澤が「そろそろ失語症に陥ってきたのでこの辺で止めます」といって早めに切り上げたので、急遽唐十郎氏が次のスピーチをしていた。唐一座の赤テントを先日は鬼子母神、この前は花園神社で見かけていたので少し嬉しくなる。
 澁澤は例え客人が10人しか居ないような公演にも、友人の舞台には必ず駆けつけた。のみならず駆け出しの友人には展覧会の世話、ビラ貼りなどの手伝いもした。見かけによらず友情に厚い、熱い男だ。

 「澁澤龍彦が、はしゃぎだしたら、世界は簡単にひっくりかえり、酒は飲めどもつきない。夜は限りなく続いた。」(池田満寿夫)
 冒頭のサロン文化しかり、もてなすことで、人と会うことで生まれる閃きも大事にしただろうが、単純に人との交わりが好きで、友達が好きだったのだろう。


 つい澁澤というとシュールレアリスト的人種(髪型が乱れるのを嫌い潔癖で様々にこだわる)かのごとき想像をしてしまうが、この展覧会でそれがことごとく覆された気がする。
 「この夏始めて、昨日からヒグラシが鳴き出したの、知ってる!」(加納光於の澁澤)と叫び、クノッソスで松かさを、海岸で海胆の殻を拾い、酔うと軍歌を放吟(「どうも酒を飲むととめどもなく歌を歌いたくなってしまうのはどこの悪魔のいたずらなのだろうか」)、「さかしま」の難解すら厭わず“翻訳は楽しい”ともてなしの極意を示し、南洋一郎の冒険小説が出発点でフランス~ギリシャ~日本古典、様々幅広く異端暗黒問わず螺旋を廻らせて行った人…。
 吉本隆明も同じように澁澤を「昆虫少年の情熱」と評し、サド裁判についても、権力をピンにとめ証人のレッテルをあちこちに貼る無心の遊びをすでに体得、と何かに書いていた。

 ついでにいうと澁澤氏の最初の奥さんのことも今回始めて知った。いやはや、矢川澄子だったとは!彼と彼女が惹かれあったのは実に当然かつ必然のことだったと思う。けれど離婚後彼女との過去を澁澤が抹消抹殺し傷つけたのは、それだけの愛情の裏返しと、喪失感と、彼自身の暗黒の成せる業であったろう。矢川氏の最後については、合掌。


 「まっくらなヴェルサイユの道の上に、
 こよいも金銀の星がゆらめいて、
 黒色の祭司、わが渋澤龍彦師に祝福を送っています」(稲垣足穂)
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by souslecieldetokyo | 2008-06-13 01:21 | 日々是雑記
 先週の木曜。 
 実は2回目の拙宅、それでも粗相があってはならぬ(なにせ老師は某有名大学の名誉教授!)とかなり前から緊張して準備をした。


 先回はチビの昼寝にあわせてお茶の時間に来てもらって、水餃子とマーラーカオしか振舞えなかったので、今回は腕によりをかけて、豚とナツメの粽子(レシピには笹の葉とあったが、無かったので竹の皮を使用)、水晶蝦蒸餃子(浮粉は普通に売っていた)、高菜(本当は雪菜)とトック(本当はニエンガオ、上海あたりでお正月に食べるからすみ状の?餅)の湯、キャベツの清炒、箸休めに野菜の紹興酒漬け、等を用意する。
 粽も水晶餃子も湯も初めて作ったので上手くできるか心配したが、特に湯はトックの味も遜色なく、本場そっくりとのお墨付きを頂く。
 また、寧波では一年中ニエンガオが売られていてびっくりした、の話や、上海での学生時代(1943年)、日本の餅を食堂に持って行って、炒ニエンガオみたく調理してくれと頼んだが全然別の代物だった、の思い出話も飛び出し、作った甲斐があった、嬉しかった。

 食後はテレビの前で、皆(といっても老師と小田原から来られた御婦人と我の3名)で「鉄観音と羊羹」の和洋折衷でDVDを観る。上海外文書店かどこかで買ったオールド上海にまつわるインタビュー&ドキュメント。前回来られたときにお見せしたら、是非ご覧になりたいとのことだったので、今回の会となった。中国のDVDを観るには、専用のプレイヤーが必要なのだ。
 DVDは6枚組だったが、初めから順に観ていったら一枚1時間半観ただけで、皆疲れてしまい止めにする。

 このDVDに映るような上海は、上流階級のそれが多く、和平飯店のジャズしかり、百楽門のダンスしかり、もちろん老師の通っていた学校でもそれらが好き仲間はいたそうではあるが、老師は”標準的な、本当の”学生だったとのこと、「それぞれの上海がありますから…」と私の質問に答えられないことにちょっと申し訳なさそうな具合だった。
 それでも端々に移る当時の様子を懐かしそうに眺めては、あれはクーリーです、あれはガーデン・ブリッジです、あそこの前は良く通りました、等々コメントを挟んでくれていた。

 左手に持ったぽん菓子を右手で摘みながら小さなテレビを囲む三人の姿は、なんと中国的なのだろう!向日葵の種も用意しておけば良かった、と後悔。

 
 小田原の御婦人には中国の写真がメインの雑誌をものすごい量、と、新じゃが一袋、おいしい軽井沢のドレッシング、チビにミッフィーのアルバム等、重たいのに雨の中、たーくさんのお土産を戴く。
 老師にはお貸ししてあったビデオ(中国のTVドラマ)のお礼として、無錫の泥人形のペアを頂戴する。お二人には本当に感謝感激雨あられ!願わくば、全室子供部屋の時代でなく、もちっと気の利いたインテリアの時に来ていただきたかった。。。
 それから雨の中買い物に出かけてくれていた老公と阿美にも謝謝!デスネ。

 
 最後、失礼になるかとは思ったけれど、昨日の夜作って冷凍してあった粽子と余った紹興酒漬を老師にお土産として進呈。破顔で受け取っていただいた。
 再見!
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by souslecieldetokyo | 2008-06-01 22:59 | 日々是雑記
気が付けば12月。
いやんなっちゃうなあ、このものぐさっぷり。

最近のチビは後追いを始め、狂ったように足にすがってついてきたり、
私が手にしているものをとにかく触って 自分のものにしたがったり、
手がかかること この上なし。。。
おまけにあんなにしてくれていた昼寝は1時間すればいいほうだし。。。

そうはいうものの おんぶおばけで ふらっちょ星人ぶりは相変わらずの親子。
今日も今日とて3冊100円の古本を買ったり
昨日は神楽坂の友人宅からの帰りに 大好きな江戸川橋のおでんやに寄って
おでんを串で買って食べながら歩いたり…

そうそう巨大土鍋も買いました、
みなさん食べに来てね~☆

とりいそぎブログでした、;。
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by souslecieldetokyo | 2006-12-04 20:33 | 日々是雑記

祝ADSL開通!

なんてったってやっとこさなのです。
この”ひかり”の時代に!
そいでもやっぱり段違いに速くてびっくりなのです。
今までよく我慢したものだよ~ハ~。

これでちょっとはましに更新するかな?とか思ったり思わなかったり。。。

最近の読書。
開高健×4冊(食を中心に)
保育社のカラーブックス×4冊(きもの、こけし、洋酒、インド。)

開高健はもちろんベトナムの名著2冊は読んでいたのだけれど、
あとは釣りの本とか興味ないし…と思っていたら、
食の本を読んだらその小気味の良い描写、日本語の転がし方、ユーモアのセンスにはまってしまい、チビを寝かしつけがてらおんぶしつつ 嘗めるように読み漁ってしまったー。
素晴らしき哉、この目のない男の文章力。
チャプスイなど中華(料理)の混沌たる世界に惹かれ導かれる様もいいしネ!

それから楽天オークションでずっと欲しかった海野弘の「上海摩登」を購入。
読むにつけ、かつての魔都時代の上海、
特にスノーが夫人と逢引きを重ねたというチョコレートショップや
三角市場にあった白系ロシア人のやっていたパン屋などに思いが行ってしまう。
覗いてみたかったな~それらのベルエポックを!

白系ロシア人といえばかつて横浜にも纏足の老婆と同じようにそこらにいたそうで、
バイト先の常連K婦人など
野毛の裏手を歩いていたらピアノの音がしたので庭先を覗くと、
白系ロシア人の女性が出てきてお菓子を貰ったことがある という
なんとも優雅な少女時代の思い出を持っている。
今、その末裔はどうしているのだろうかしらん、
横浜にその姿を認めないように、上海からもとっくにその残像は消えうせてしまっているのが残念でならない。 
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by souslecieldetokyo | 2006-10-06 16:18 | 日々是雑記

もういっかげつ!

月に二回くらいの更新でいいやとのん気していたら、もう一ヶ月経ってしまった…
反省。
デジカメ充電切れたままで写真無し続きだし。
しょこたん(最多は一日70回だってー!)ってやっぱすごいかも?

今月は、ちびっ子のひいおばあちゃんの不幸があったり
住宅ローンの手続きで銀行やら区役所やらで用事したりと
外出続きであっという間でした。

恒例の自分への誕生日プレゼントはというと、
ヤフオクで見つけた格安の「メグレ警視」シリーズ×13冊!

高三&浪人時代、
図書館での受験勉強に飽きると仏文コーナーにあったこれらの本を読んでは、パリの街やそこに住む人たちの世界に現実逃避したっけな~。。
その、一度読んだけれど忘れてしまった小説を、十数年たってからもう一度読み直すこの楽しみといったら!
こたえられませんね~

でも、一作品とてラストや犯人を覚えているものは無し、
当時あんなにワクワクしながら読んだのに、人間の記憶力っていったい…
ちなみに言うと 同時期にこれもかつてないくらい一生懸命勉強したはずの受験勉強も、今となると綺麗さっぱり忘れてしまっていたりして…
どっちにも「あ~あ、」!
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by souslecieldetokyo | 2006-07-31 21:20 | 日々是雑記

about the ”ニュアンス”

今日は外出&来客のハードスケジュールだったからか、夕方から夜にかけていまだかつてないくらい愚図って泣きまくっていたうちのちびっ子。
自分でもどうしようもないのだというふうに身をよじって泣いている姿がまた笑いを誘う様でもあり、
うちの死んだおばあちゃんが言いそうなせりふ、「我れ子は何しても可愛いんだっけ」なんてのが頭をよぎったりして。

さて話変わって“ニュアンス”について。
髪の毛を切りに行くたびに思う、この言葉、。
ああだこうだと口で説明したり切抜きを持って行ったりしても、
うーん、ちょっと違うんだよなあと出来上がりにちょっとしたニュアンスの差を感じることってあるでしょう、
でも、それっておそらくは切る人のセンスの差。
ニュアンスを言葉に出さなくても通じる人っているのだなあ、
って最近通っている美容師さんを見ていて思うのでした。センスが良いというか、センスが合うというか。。。
しかもそれが行った後の自宅でのシャンプー後に思うのだから、恐るべし。
ものすごく馴染んで、それでいてほんのちょっと自分以上というか、。
これを言葉要らずでお任せで手に入ってしまうなんて、
ニュアンスの通じるセンスの良い美容師さんを見つけたら、一生もの!
加えてそこはとにかくおしゃれで居心地が良くて、友達の家のようなフレンドリー感に満ち溢れた場所なのです、
んなわけで今日も子連れで行ってきました、可愛い子供用のミトンまで頂きました、
メルシ!
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by souslecieldetokyo | 2006-07-01 22:32 | 日々是雑記

おひさでございます!

梅雨ですね~、
ちびっ子産まれて洗濯物が大幅に増えた我が家としては、
まして北側の狭いベランダしかないので、この季節、かなりてんてこまいでございます。
今日の午後みたく、ほんの少しの隙をねらってはちょっとずつ洗濯をして干して…
で 旦那が臭いにうるさいので 半渇きの匂いのするものは 再洗い行き…
でもまあ 布おむつの時代からすれば楽なんだろうけれど。

そういえば!ようやっと引越し計画が先に進みつつあります!
ちょっとは広い部屋に越せそうで、今から家具の配置計画もどきなぞして盛り上がってます(一人で…)。

あとは相変わらずのテレビっ子生活で 増えた体重と共にずっしりと暮らしておりますよ。
では!

追伸)オムツにも”ブランド”があることをこの度身をもって体験したワタクシ。
    やはり”エルメス”と云わているらしいだけあって、パンパースは良品でした、
    メリーズは石油くさいし(この季節だから余計?)、ムーニーは薄くて漏れ易かった気が。
    って結局値段の差なのかに?
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by souslecieldetokyo | 2006-06-26 20:40 | 日々是雑記
じとーっとちびっ子を抱いて 一んち中テレビを観ている最近のわたくし。

朝はNHKの連ドラからはじまり ゲストによってははなまるカフェ、
そしてそのままTBSの昔のドラマ。
12時はもちろんJ・Jのレコードを受け継ぐ男、森田一義アワー、
13時からはクドカン脚本のミュー研系ドラマ「我が輩は主婦である」、
13時半、「薔薇と牡丹」と「真珠夫人」を足して二で割ったドラマ「偽りの花園」。
14時ー17時フジの昔のドラマ、
そして!17時からの一時間は、MXTVで放送禁止用語炸裂の情報番組「五時に夢中!」。
こんな時間にそんな内容の番組、本当に放送して好いんでしょうか?と観るたびに思う、
特に木曜日・岩井志麻子。
徳光Jr殿のテンポの良いまとめ方も大好きです。

この番組で水曜のコメンテーターをやっているマツコ・デラックスが言っていたので
最近注目しているのが、「やずや」のCM。
そう、あの「雪待ちにんにく卵黄」です。
知らなかったのだけれど、なんと過去数年に渡り、12話ものストーリー展開をして
一つの物語を作りあげていたこのCM。
にんにくを作るおじいさんと、ユウキという少女の成長ストーリー。
親戚のおじさんちでにんにくを受け入れられずつらい思いをしていたと思ったら、最近ではそこの家の女の子と笑顔を交わすシーンもあって、まさに雪をも溶かすにんにくのあたたかさ。
完結編が気になります!

ちなみに夜は八時にお風呂、9時に消灯の健康的生活。
こんなんで家にいっぱなしでは、増えた体重、戻るわけ無し、ですね、
たまには運動しなきゃなー・・・
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by souslecieldetokyo | 2006-06-07 12:50 | 日々是雑記

そういえば。

3月半分と4月一杯、ホットメールを開くのを忘れていたワタシ。
なわけで、先日開いたら届いていたはずのメール、すべて消去されていたのでございます。。
もし この間にメールをくれた皆様、すみません!読んでませーん。

それから”うーまーれーたーよー”にコメントくれたmarimoどの、
違う人と勘違いして返事書いてしまっていたよ。。。すまんねぇ!

たまった洗濯物をようやっと全部洗濯出来て、すっきりした気分のkutsuotoより。
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by souslecieldetokyo | 2006-05-15 16:09 | 日々是雑記
これはへその緒。
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さて。
この間「世界仰天ニュース」みたいなテレビ番組で出産特集をやっていて
電車の中やトイレ、開かなくなってしまったエレベーターの中などで出産したケースを見て、
ほんとうに出産は十人十色だな~とつくづく感心。
さてワタシの場合・・・

もともと立会い出産を希望していたのだけれど、もし平日だったら仕事しだいでは
立ち会えないかもねー、と言っていたのですが、なんと破水して入院したのが金曜の深夜、
産んだのが次の土曜日ということで、陣痛から出産にいたるまで、ずうーっと立ち会ってもらうことが出来ました。これには旦那、親孝行な子だな~と大喜び。

出産をしてみて思ったことは、いかに動物的or本能的になれるかが大事、ということ。
よく高齢出産は危険とかいうけれど、実は↑このこと次第ではないかしら?とか思ったり。
陣痛との付き合いかた、いざ産まれます、といった時のいきみかた、呼吸のしかたなど、
すべてたぶん人間の本能にインプットされていること、
だからその潜在能力をいかに引き出して発揮するかで、安産型、難産型と分かれるのではないかしらん。
いくらマニュアル本を読んで研究して臨んでも、本番の痛みの中でははっきり言ってそんなの
思い起こす余裕も理性もふっ飛びます、
かえって頭を難しく使わないほうが、スルッと簡単に産まれるのではないかしら?
んなわけで。
ワタシは本能に任せ、檻の中のオラウータンよろしく病室の中を行ったり来たり、ウロウロうろついていたので、陣痛も初産なのに9時間と軽く、分娩時間もほんの10分程度で済みました。
ちなみにBGMはChet・Baker。
なので産まれてからも、彼女は男性ボーカルものJAZZが好きみたい。

弊害は、
あまりにワタシの陣痛逃がしが上手くてあまりつらそうにしてなかったせいで、
加えて隣の病室の人があまりにうるさくイーターイーヨーと叫んでいたせいで、
赤ちゃんがもうすぐ産まれることを周囲の人が気付くのがかなりの直前だったこと!
旦那や親ですら、まだまだよ、と暢気に構えていたのですから、
痛みがMAXのワタシの歯がゆかったことといったら!
そして感動の親子の対面となるはずが、本能の趣くままスルッと簡単に産まれたので、
あっけらかんとした、陽気でのどかな対面となってしまい、ちょっと拍子抜け。
今更ながら、時間をかけて踏ん張って苦しみながら産めばよかったかな~と後悔。

二人目は、もうちょっとお腹の中で育てて、太らせてから産むつもり、
そしたら今度こそ産む苦しみを旦那にアピール出来るでしょ?んひひ。
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by souslecieldetokyo | 2006-05-12 19:19 | 日々是雑記