古本 フリマ 散歩


by souslecieldetokyo
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

カテゴリ:古本( 30 )

昨日友人が来て、手土産に持ってきてくれたワイン
半分残ったものをマスターに届けようと歩いていたら、

買わないって決めてたはずの古本に何故かひっかかり、
一冊見つけたら、あとはいつものごとく。


エイミー・タンのキッチン・ゴッズ・ワイフ(上・下) 50円×2
荻窪風土記 井伏鱒二 文庫で持っているくせに、単行本美品だったために、つい。200円
嵐が丘
若きウェイテルの悩み 共に、ある韓国ドラマを見ていてその中に頻繁に名前が登場し、読んでいないことに愕然としていたため 意を決して購入 早く読まないと… 各100円


それらとは別に、訳あって池波の銀座日記再読、
あんど、オルハン・パムクのイスタンブール熟読。

ちょっと前、テレビで彼の東京・京都紀行と、大江健三郎などとの対談番組をやっていて、
恥ずかしながら初めて彼に興味を持って、読むことに。

大好きな、ナタリア・ギンズブルグや プルーストなどと同じ香りがして、
上等のボックス入りチョコレート菓子をあと何個、あと何個と惜しみながら食べるみたく、
勿体ない気持ち半分、興奮口福の気持ち半分で読み進める。

手に入れてあるもう3冊の「雪」「私の名は紅」「父のトランク」も相当に面白そうで、
読むのが楽しみ。今、もうすでに…

シンガポールへは、須賀敦子全集だけ持っていけばよいかなくらいに思っていたが、
パムク作品は文句なし、携帯決定。


自分には好きな文学の好みがあって、それらを今まだ存在している作家たちが、作品にしてくれて、
自分はそれを何の迷いも不安もなく手に取り 読むことが出来る幸運…
世界は相当に様々に灰色だけれど、 
その間だけは、それらに包まれて トリップすることが出来る幸福…

あ~やっぱりわたしってば めぐまれてる。
雑草主婦だけど!
[PR]
by souslecieldetokyo | 2010-11-02 20:35 | 古本

吉祥寺ふるほん7冊

シンガポール赴任が決まったでございますm(_ _)m…


フリマ古本ネタもこれで最後かな…
そのうち “雑草親子 シンガポール編” 書きます!


アリエッティ。
お盆の真ん中、空いているだろうと吉祥寺の映画館に行ってきた。
案の定良い席。
舞台を現代の日本に移してあるせいか、チュークリーンサービスが出てきたり、
カラスが突撃してきたり、様々に工夫されていました。
大好きな アリエッティが借りに成功したり、
少年と 何度目かに議論するところは、
出てこず仕舞い。。。
翔がベッドの中で「秘密の花園」を読んでいたのは、ちと「出来すぎ君」だったかな?
ともあれ、
「今日はうるさくするからね!」と豪語していたチビも
なんとか最後まで乗り切り、
その後お昼を食べようねと約束していた白いチェブのシールが貰えるはずのコーヒーチェーン店では
満席でやむを得ず外に出たら大泣きされたけれど…
まあまあ トータルで70点な 映画日和で ござんした!
私も雑草野草が好きだから、
もし彼女みたく小人に生まれたら、
部屋をあんなふうに花や草で飾るんだ。
と帰りの電車のなか チビとはなす


帰り道の吉祥寺での外箱古本。
Made in U.S.A. monoマガジン編集部 400円(随分と前になるけれど、神田の古本やへこれを探しに行ったら、2年待ちと云われた曰くつきの本。同行の香港人編集者がどうしても欲しいと言っていたのだが、彼ら、はたして覚えているだろうかしらん?)

パパ・ヘミングウェイ ホッチナー 200円 (シンガポールにまつわる文学者といえば?この人くらいしか咄嗟に浮かばないために、一応買っておく。晩年、鬱で、自殺をしたんですね、知らなかった…)

普通の生活 2002年ソウルスタイルその後 李さん一家の3200点 200円(最初香港のマンションかと思って手に取ったが 違った。けれど そのあまりに標準的な一般家庭の品々がファイリングされ博物館に保存されるというのは 非常に興味深い。)

アジアでくつろぐ 長崎快宏 文庫100円(タイ ラオス ベトナム カンボジアもさることながら、 行きたいと思っているインドネシア ジョグジャカルタ について書いてあったので)

どうしてもチビが買いたいと言ったので、止む無く3冊200円本…
しずくちゃん3 しずくパークにようこそ! ぎぼりつこ

抱き合いで何となく買った他2冊
パンダ2001
さくらん 安野モヨコ


結構前の近所の古本屋外箱100本3冊
パンの百科 締木信太郎
インドの大地で 世俗国家の人間模様 五島昭
たのしいみんなのうた“200” 教育研究社
[PR]
by souslecieldetokyo | 2010-08-14 08:37 | 古本

絵本 よんさつ

 いつものごとく児童書半額フェアをやっていた某大手セカンドハンドブックショップで、
 四冊を購入。

1、タレッシュ お茶農園の王子 ウィリアム・パパズ
2、あかいひかり みどりのひかり マーガレット・ワイズ・ブラウン/レナード・ワイズガード
3、ぎんいろのクリスマスツリー ハッチンス
4、ぐりとぐら なかがわりえこ/おおむらゆりこ

1は、変わり者で、「はぐれ雲」と呼ばれていた少年が、「雲のうえの王子」と呼ばれるようになる物語。
 しかも何故そうなったかは、村人が良く言うことを聞いてくれたからというラッキーのみによる、ってのが
 インドの物語らしくて 面白い。
 ちょっと前、BSのドキュメントでやっていた某英国大手飲料メーカーと契約するようなお茶農園の実態、
 フェアトレードの現状などを見たり、
 これもBSのウルルンの再放送で 中越典子のベトナム蓮茶作りの回を見たり していた後だったので、
 ついつい手に取る。
 チビにはとんと 不評。。。 

2、絵もさることながら、繰り返される「あかいひかり みどりのひかり」のフレーズがなんとも眠りを誘う、
  素敵な絵本。
  そうそう、訳は谷川俊太郎さんだし。

3、ハッチンスの絵、すばらしい。

4、言わずと知れた ぐりとぐら。
  チビのが 園で読んでもらっていた記憶が鮮明らしく、良く知っていた。
  あの大きな卵を、なかなか割れない卵を、石でたたいて割ったはいいが、
  どうやってぼーるに流し込んだか、カパッといけたのか、謎。
  でも、あの きいろいかすてらが、ふんわりとかおをだす ところ!
  生唾ごっくん…。
  やっぱり名作たる所以です。
[PR]
by souslecieldetokyo | 2010-07-24 23:11 | 古本

古絵本&昭和人形

 通りがかり、一駅先のブックオフで児童書半額フェアをやっていたので、つい釣られて買い漁り。

 もりのなか マリー・ホール・エッツ(表紙の、茶・白・黒の配分が絶妙。題字のレタリックも。)
 たろうのおでかけ 村山桂子/堀内誠一(100%オレンジ顔負けのポップさで、びっくり。何にでも原点となるべき指標が存在し、そのクオリティは今のものより遥かに質の高いものだなあ)
 くろうまブランキー 伊藤三郎/堀内誠一(内容、少しだけ、パトラッシュの感じと思う。それとブランキーって云えば、ブランキー・ジェット・シティを思い浮かべるのは、世代感現れまくりだなあって。)
 はなたれこぞうさま 川崎大治/太田大八
 ABCえほん とだこうしろう(これもディック・ブルーナそっくり)

 ちょっと別の古本屋での、絵本古本
 ノアのはこぶね ゲトルート・フッセネガー/アネゲルト・フックスフーバー

 もっと前の絵本古本
 三びきのやぎのがらがらどん マーシャ・ブラウン/せたていじ(云わずと知れた、名作中の名作!)


 近所の旧市場が、区のエコなんちゃらに生まれ変わって、そのオープニングにフリマがあるというので、意気込んで行ったはいいが、なあんも買うものなし、
 市場の雰囲気も好きだったのに、なんら反映されること無く、つまんないセンター風の内装に変わってしまったことにもがっくり。
 昭和レトロな赤ちゃん人形だけ、150円を100円に値切って買いました、ちゃんちゃん。
d0040346_23203087.jpg

[PR]
by souslecieldetokyo | 2010-06-14 23:21 | 古本

古本雑記 4月③

 歯医者の帰り、4月三回目の古本。

 いつもの店の、100円本 
 大江健三郎 僕が本当に若かった頃
 るちみ・るちるち 山村暮鳥童話集

 特急ワイン街道 ブルゴーニュの蔵元を訪ねて 南川三治朗
 ワイン好きの韓国人ファミリーと、いつか行こうねと“約束”があるため、その下準備として購入。でも、普段はスーパーの安いワインばかり飲むので、ボルドーのが我が家の主流。。。年に二回のバイト先の食事会でご馳走してもらう、星付きレストランで供されるブルゴーニュ産ったら、最高においしいの知ってるんですけれどもね、涙。

 柳「如糸」(りゅうじょ)降る北京より 陳真
 前々からこの存在を知っていたのだけれど、何故か今回手に取る。解放直後北京放送にて日本向けラジオのアナウンサーとなった女史の半生。NHKテレビ・ラジオ中国語講座講師でもあるそうな。

 バースディ・ストーリーズ 村上春樹編訳
 最近ハルキ付いているため、一応ね。
 やっとこ「ノルウェイの森」しかも上巻のみ読了。思ったより“ハルキ”っぽく無かったし、バイト先マスターの言う“学生運動そっちのけでHばかりしている小説”とも全く違ったし、百文は一読に如かず、ですね。
 帯に書いてある通り、100パーセントの恋愛小説、しかも幾分自伝的な、というのがやはりしっくり来る。
 直子や緑との複雑な関係、神妙で精神的で精密な性の描写なんかは、大江健三郎らしさすら感じさせた。それらにまつわる固有名称なんかも同じ様だったし。
 心象風景は四国の森、ではなく、井戸、や草原の風景、だったけど。
 それから、音楽。これは本当に、欠かせない要素で換わらない。知っている曲についてはそのまま頭の中にそれを流せばよいので無問題だが、知らない曲やうろ覚えの曲については、非常に気に掛かり、困る。最新作でも同じ社会現象が起こってますね。
 そうそう、トーマス・マン「鷹の山」やフィッツ・ジェラルド「グレート・ギャツビー」も忘れずに読まなくては。
 さてはて、下巻はいつ読める?

 笑芸人2002冬号 
 なんとなんと、山下達郎と昇太のお笑い対談が載っている!
 “ヤマタツ”が目白の高田中学校出身だったってのも初耳だったし、お笑いマニアもあそこまでだったとは、驚きだった。でも、彼のラジオの話しぶりを考えれば、頷けることか。
 「黄金餅」をラップにして作った、とか、TBS「おはよう名人会」を全録画してあるとか、うーむ、さすが!
「寝るときに聴くのは志ん生さんって決まってるんです」ってのには、思わずニヤリ。
 ちなみに昨日私が聞いたのは「駒長」。
 あんな卑怯な男と女の駆け引きの話だというのに、きっちり“くすぐり”その他で笑わせてくれるし、じょうはっつあんの大阪弁もいいし、偽の夫婦喧嘩の際の「お稲荷様の御札如何でございましょうかね」、なんて最高に可笑しい。
 見るものが何も無くて、昔撮った「風呂敷」も昨日見た。いささか修正の跡、不自然さを感じないでもなかったけれど、貴重な映像だし、やっぱり最高。これと「蟲」、早くipodに入手した~し!!
[PR]
by souslecieldetokyo | 2010-04-27 21:10 | 古本
 今日は幼稚園の初日。9時登園。
 前から予約したあった通り、9時半待望の歯医者。虫歯2本、まあそんなとこだろうと思ってた、3年前くらいからチョコレートが歯に沁みてたもんな。
 かっきり1時間半かかり、ガリガリ、ゴンゴンやられる。星が、ノイズが、脳内宇宙に飛ぶ。11時終了。
 11時20分お迎えの為、時間調節。
 歯医者から幼稚園に曲がる角の間には、3、4軒の古本屋があるからね。

 で、“幼稚園初日”の古本。
 ふふふ。
 
 
 50円文庫
 サンフランシスコがいちばん美しいとき スーパーガイド西海岸の旅 丸元淑生(BSでやってる好きなドラマ、“ミスターモンク”に敬意を表して!?)
 お江戸でござる 杉浦日向子(何でこれ、持っていなかったんだろう??)
 四季のいけばな花材 カラーブックス(“いけばな”しないけど、花の名前と、何科が写真付きで載っていたので)
 小さな貝殻 母森瑶子と私 M・ブラッキン
 消える上海レディ 島田荘司(冒頭の、昭和13年12月14日、という日付にも、解説にあった田村俊子の名前にも心惹かれて。でもまあ、冒険推理ものですね。)


 50円単行本
 長安から河西回廊へ シルクロード第一巻 陳舜臣・NHK取材班
 辻邦生 パリの手記Ⅰ 海そして変容 
     パリの手記Ⅱ 城そして象徴(ちょっと前NHKで彼についてセカチューの作者殿が語っていた番組をやっていて、彼の人生に、書くものに、興味を持ったので。)


 関係ないけど、そこの歯医者は超普通の民家で(の一階を改装して)やっていて、知らなかったらお世話になることも無かったと思うが、腕の確かさと人格の良さを知っていたので、今回から通うことにした。
 奥の窓側の椅子に座ると、庭が見える。
 その庭が、それこそアリエッティが居てこっちを伺っているんじゃないかと思わせるような、もしくは佐藤さとるのコロボックルの世界そのもので、口ゆすぎの度に目をやっては、心奪われてしまった。
 
 小人、なんて、この年になって信じるのも勇気がいることだけれど、 
 あの歯医者のあの庭になら、住んでいても可笑しくないかもな、アリエッティの末裔。
[PR]
by souslecieldetokyo | 2010-04-09 21:24 | 古本
 2010年4月8日、チビの入園式。
 今日は彼女は興奮しすぎと昨日の早寝のせいで、5時半起床、6時朝御飯の大張り切りぶり。言うこと聞かず動き回ってばかりで、ロクな写真も撮れなかったのが残念…。でもまあしょうがないですね、所詮コドモなんてそんなですね。

 文体にすぐに影響されてしまうのは、かの大江健三郎まで、「夕子ちゃんの近道」の解説の中でそう書いておられることなので、特別私だけなわけでもあるまいが、これは村上春樹です。
 ひょんなことから、井の頭公園のカフェで、私のもとにやってきた、この本。
 村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた

 ノルウェイの森(赤)も50円で見つけたし、その前行ったジブリの美術館で貰った小冊子にも村上春樹特集載っていたし、ちょっとしたブーム到来。かなり遅めの、そしてかなり小さめのですが…。
 猫のことも、JAZZのことも、日々のことも面白く読みました。でもやはり一番は「小確幸」。小さいけれども、確かな幸福。それを見出すための、自己規制みたいなものの存在。J・Jの買い物の仕方にも共通してます、もちろん私の人生も、ほとんどこのことだけのために回ってますしね。
 偽っこ文体終わり!


 そういえば、「櫂」読了。
 巴吉太夫が綾子を産むところくらいから、物語ががっと動き始め、そこからはあっという間読んだ。
 しかし、人生9勝6敗のセオリーからいくと、綾子にのめり込み過ぎたのが、喜和の後半の負けを引き込んだのだろう。しかし血の繋がらない関係を本物の親子のものにするには、喜和にはそうすることしか出来なかったことを思うと、何やら哀しい。

 続けて、「寒椿」読む。まだ一人目。(四人の芸妓子が出てくる)


 入園祝いの古本
 The Christopher robin story book+ by a.a.Milne
 I CAN FLY Ruth Krauss (ラブリー、文句なし。)
 A CLEVER LITTLE GIRL LIKE LOTTA(映画のロッタちゃんが大好きなので、いたく喜ばれる)
 おおかみと七ひきのこやぎ フェリクス・ホフマンえ /せたていじ やく(グリム童話などの名作を、安物じゃない絵の絵本で揃えていくのも、私にとって“小確幸”。)


 便乗の100円古本
 猫 ジョルジュ・シムノン (帯の都筑道夫のコトバ、「この本をもっと若いうちに読んでいれば、結婚なんかしなかったのに。」には、ゾッ。シムノンはミステリー以外にもいろいろ書いていたから、これも小説風のものと思うが、それにしても、ミステリー以上に身の毛のよだつ…。)
 猫に紅茶を 生活に刻まれたオーストラリアの歴史 藤川隆男(タイトルでやられました。)
 ウォン・カーウァイ ジミー・ンガイ
 九龍塘の恋 ポール・セロー(旅行記以外で読むのは初めてだが、香港を題材にしているなんて、ニクイ。やりますな。)
 鳥頭紀行 くりくり編 西原・ゲッツ・鴨(チビがわりとアニメ「毎日かあさん」が好きで見ているのだが、つい先週カンボジア旅行の回をやっていて、彼ら、昔出家して出家名を貰ったそうな…、その旅行話が載っている編だったので。でもそれより何より、里帰りして春キャンプした際、テントのチャックを閉め忘れ、参加一族全員ヤブ蚊に教われ全身刺された痕で血だらけになった漫画の絵、怖くて、夢に出そうでした。)


 図書館の本
 床下の小人たち メアリー・ノートン
 小学生の頃地元の図書館で借りて、相当面白くってわくわくして、全シリーズ読んだはずなのに、内容をほとんど忘れており、もちろんジブリの次回作の原作がこれなので、読み直すことに。文庫で3冊持っているのだけれど、やっぱり、文庫より断然、単行本ですね、表紙の黒の感じが最高に素敵。
 覚えているはずの、ミシン糸(糸巻き)を借りてくるシーンがなくて、記憶って作られている…恐るべし…、と思う。きれいな絵の張ってある天井を見つめる場面は、かろうじて合っていたけれど。
 人間(インゲン)の男の子と会って、世界が変わるアリエッティ。
 「ふたりの、いっしょにさぐった世界は、どんなものだったでしょうーアリエッティにとっては、未知の世界ばかりでした。アリエッティは、多くのことを学びましたが、学んだなかには、信じられないこともありました。アリエッティは、こんどこそは、じぶんたちの住んでいる地球が、まえ考えていたように、小人のために、宇宙をめぐってまわっているのではないということを、思いしらされました。」
 ここのところでは、年下の友人のo君のことを思い出す。そういえば最近、宇宙について考えているって言ってたなあ…。

 余談ですがこのo君、非常にタレンティブなミュージシャンなのだけれど、今まで見たことないくらいジェントルでナイスでグッドマン。でも、「よんじゅっさいもんだい」で角田光代が言っていたように、「本当に“悪いおとこ”とは、善人のことだ」ってのも真実だと思うので、彼にはもっと悪人の部分を頑張って放出して欲しいと願う、オバチャン心。
 でもまあ大丈夫だろうな。暗黒の中で台風みたいに蠢く、宇宙くらい大きな闇の部分を、彼もきっと持っているはずだから。だから、音楽、やっているんだろうし。


 あともう一つ、(今日は長いなあ、)
 ジブリの美術館の本屋さんに飾ってあった、ユーリ・ノルシュテインの(確か)「おやすみなさい子供たち」の絵。だーいすき、と思ってユーチューブで見られますよと教わって見ようとしたのに見られない。そいで代わりに、「屋根の上のポムネンカ」のDVDを手に入れようと思い立ったのだけれど、それも発売していないと云われてしまった、残念。
 この2作にも、床下の小人たちにも共通するけれど、どうして不揃いの、縁欠けの、オモチャの陶器のカップや指貫で お茶を飲みお菓子を食べる人形、ぬいぐるみのパーティーって、こんなにもあんなにも私の心を躍らせるんだろう。
 イギリスのスリフトショップにでも行って、思うまま手当たり次第そんなものを買い物したいなあ~、いつの日か、ってこれは大確幸。
 

 おしまーい!
[PR]
by souslecieldetokyo | 2010-04-08 23:15 | 古本

雑文&少しの子供の古本

 気付けばクリスマスもお正月も旧正月もひな祭りも過ぎ、
 今年度残すところのイベントとしては
 チビの四歳の誕生日と入園祝いのみとなってしまったなんて。。。

 更新を怠っているのは、
 書くべき古本を買っていなかったり、家にある本も読んでいなかったり、
 もともとの不精がたたったせいでもあり。
 年始早々の、新型インフルエンザ騒動のせいでもあり?

 とは言うものの年末には、チビ+私のパーティー用ドレスを製作し、
 年明けからは幼稚園用袋物セットを、
 さらには台湾で買ったままになっていた生地でサブバックを何個も何個も製作したのだった。
 読み始めると止らない、書き始めると手が勝手に動く、これと同じで、
 ミシンなども、やり始めると、手が止らなくなってしまう性分の私。


 さて。
 クリスマスに買った絵本…
 スーホの白い馬
 かさじぞう 共に絵、赤羽末吉
 こぶとり 松谷みよ子文
 赤ずきん バーナディット・ワッツ絵
 Les 5 femmes de Barbargent
 Das gerettete kiefernbaumchen
 Strega Nona
 白水社 子供用 チボー家のジャック
 メアリー・ノートンの小人シリーズ 野、川、空の3作。 


 自分のものとしては、
 「花のきもの」読み出したらはまってしまって、続けて読んでいるのが宮尾登美子の「櫂」。
 描写が詳細すぎて、または思い出の一こま一こま全てを漏らしきらずに書ききろうとしている作者の力加減のせいで、なかなか前に進まず、物語のうねりも見えてこない。
 しかしながら高知の下町の風俗を知るのに、これ以上のテキストもあるまい、
 また、少しずつ、読むことだ。
 
[PR]
by souslecieldetokyo | 2010-03-05 20:26 | 古本
 色川武大。
 沢木耕太郎「象が空を」がきっかけで、家にあった彼の本を再読したら、はまりにはまって一字一句漏らさぬよう読み込み、最近のマイ・ヒーロー。
 挙句の果て、来年の目標に“麻雀を覚える”願望まで急浮上する。
 「百」をまだ読んでいないので、近いうちにどこかで見つけられればよいのだけれど。。。

 戦前の浅草サボり時代、戦中無期停学どん底時代、戦後どろどろギャンブラー時代、持病(ナルコレプシー)その他の病歴…。それらすべてから培われた気迫に満ちた人生のセオリーや生き様は、その風貌と相まって、志ん生と同じくらい凄まじくて、魅力的だ。
 優等生ではない自分にとって、こんなにも格好いい先輩は今後出て来まいと思ってしまうほど。

 とにかく人生全勝はないんだ、彼の言葉で言えば、9勝6敗、だいたいの感覚で言えば人生五分五分、でちょっとした一勝が取れれば尚良い。また、大敗をしないための工夫。
 それと、最近気になっているのが、読んだ新聞記事で村上春樹が語っていた、「リアルじゃない方の現実に生きてしまっている現代の我々」という感覚。
 温暖化、拝金主義によって崩壊しつつある地球、人間社会という“リアルじゃない方の現実”に生きて、なんとか一勝を手に入れ、小さな生を全うしたいものでアール。

 さて。
 ちょっと前上海在住香港人朋友のお供でブックオフに行った際に、目に付いた100円単行本古本。
 さよなら・再見 黄春明
 ぱんだ!中国・日本パンダ紀行 太田垣 晴子
 小学生日記 hanae
 上海 嵐の家族 リン・パン
 絵で見るシュワイツァーとそのことば
 バナタイム よしもとばなな

 「さよなら・再見」は、読むも無残な、日本人による台湾売春ツアーの通訳を業務命令でするはめになった不幸な台湾人サラリーマンの罪と罰物語。
 「上海 嵐の家族」は、中国の不幸な歴史に翻弄される3世代の家族の肖像。一族のストーリーが、即ち歴史でありドラマであるのは、イタリア文学同様、胸に染み入る。
[PR]
by souslecieldetokyo | 2009-11-13 22:08 | 古本
 8月末から9月頭にかけて、香港マカオに遊んでました、写真のみfacebookに順次アップしていマス、もし参加している人は、興味があれば、私を探してくださいネ。

 さて、本日は超々久々の、ブックオフへ行ってみた。
 かつて原宿にあった店舗には足繁く通っていたのだけれど、無くなってからは地元の店舗に馴染めずに、今日まで3,4年以上経ってしまったのだけれど…。


 100円の本2冊、500円、700円の本各1冊。
 象が空を 沢木耕太郎
 花のきもの 宮尾登美子
 香港特別芸術区 香港アート&カルチャーガイド
 電化製品列伝 長嶋有


 「象が空を」
 「路上の視野」後10年、の全エッセイ集で、この厚さ!507頁。
 しかし読み始めると、止らない内容の濃さで、他も気になりつつ、こればかり読む。でもちょっとの暇を見つけつつの読み進めなので、なかなか前進せず、やっとこさで、半分。旅の断片、小エッセイなどもあるが、面白いのは作家論。

 阿佐田哲也、近藤紘一、カポーティなど、我が家の本棚にもありながら、そこまで深い馴染みでなかった作家たちを、これを読み、すぐにでも再読再考したくなった。
 その作品、人生、実際の印象などが複雑に絡み合う中、彼の持つ引っかかり、何か思うことについて、海底に光る一筋の糸を捜し当てる思考の旅のごとき文章。さらっと読みやすいのに、言いたいことを過不足なく言い尽くす文体は、須賀敦子にも似た“こなれ方”だとも思った。
 そして、いつもいつもそこに思いが至ってしまうのが、彼の眼差しの濁りの無さ。様々な危険や汚い世界や黒く蠢くものを凝視したであろうに、しかしそのスリルの横をするりと通り過ぎ、さっそうと潔い足取りで世界中を歩き、その目は、一層のクリアーさを手に入れたのであろうか、澱まず、まるでモンゴルやチベットなど酸素の薄い高地に広がる澄んだ空のようなのだ。

 これがしかも新品同様のダメージの無い単行本で100円とは、古本様々、ハラショー!
 女性誌で連載している「一号線を北上せよ」の単行本化もものすごく楽しみだし、私にとって彼はルポライターというより、好きな作家の一人、定価で買えずにゴメンナサイ。
 

 香港アート&カルチャーも、ずっと目を付けていたのだが、ここで見つけたのも何かの縁、と思って、500円だったが、購入した。
 長嶋有のも、表紙高野史子だし、単行本で揃えなかったら駄目でしょう、と思っていたので、高かったが、ゲット。

 
なにやら幾らか忘れたが割り引き券を貰ってしまったので、その有効期限内までには、もう一度足を運ばなくては…。今回の100円本みたいな掘り出し物が次回もあるといいんだけどなあ~。
[PR]
by souslecieldetokyo | 2009-09-24 01:15 | 古本