雑草主婦、夜ふけ
2010-11-02T20:35:34+09:00
souslecieldetokyo
古本 フリマ 散歩
Excite Blog
買わないって決めてたのに…。。。
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2010-11-02T20:35:40+09:00
2010-11-02T20:35:34+09:00
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souslecieldetokyo
古本
半分残ったものをマスターに届けようと歩いていたら、
買わないって決めてたはずの古本に何故かひっかかり、
一冊見つけたら、あとはいつものごとく。
エイミー・タンのキッチン・ゴッズ・ワイフ(上・下) 50円×2
荻窪風土記 井伏鱒二 文庫で持っているくせに、単行本美品だったために、つい。200円
嵐が丘
若きウェイテルの悩み 共に、ある韓国ドラマを見ていてその中に頻繁に名前が登場し、読んでいないことに愕然としていたため 意を決して購入 早く読まないと… 各100円
それらとは別に、訳あって池波の銀座日記再読、
あんど、オルハン・パムクのイスタンブール熟読。
ちょっと前、テレビで彼の東京・京都紀行と、大江健三郎などとの対談番組をやっていて、
恥ずかしながら初めて彼に興味を持って、読むことに。
大好きな、ナタリア・ギンズブルグや プルーストなどと同じ香りがして、
上等のボックス入りチョコレート菓子をあと何個、あと何個と惜しみながら食べるみたく、
勿体ない気持ち半分、興奮口福の気持ち半分で読み進める。
手に入れてあるもう3冊の「雪」「私の名は紅」「父のトランク」も相当に面白そうで、
読むのが楽しみ。今、もうすでに…
シンガポールへは、須賀敦子全集だけ持っていけばよいかなくらいに思っていたが、
パムク作品は文句なし、携帯決定。
自分には好きな文学の好みがあって、それらを今まだ存在している作家たちが、作品にしてくれて、
自分はそれを何の迷いも不安もなく手に取り 読むことが出来る幸運…
世界は相当に様々に灰色だけれど、
その間だけは、それらに包まれて トリップすることが出来る幸福…
あ~やっぱりわたしってば めぐまれてる。
雑草主婦だけど!]]>
わたしの本棚。
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2010-10-05T21:13:11+09:00
2010-10-05T21:13:06+09:00
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souslecieldetokyo
日々是雑記
結局 水性塗料2回、ニス2回、
買い足しに2つ隣の駅にある ホームセンターに行った回数2回 で
深夜のペンキ塗り完成!
わたしの本棚
ルルルン ロロロン。
(注 「わたしのワンピース」より)
全部で15棚で、
ヨーロッパ、中国・台湾・香港、その他アジア+東ヨーロッパ等、
音楽×2棚。
好きな日本の作家、ミステリー、落語・江戸関係、きもの雑誌+手芸もの+カラーブックス、
大判写真集その他、
アルバム×2棚
児童文学+大島弓子・高野史子・萩尾望都、
絵本×2棚…
嬉しくて記念に、
フラッと入った牛込のアンティーク屋で、40年代のマトリョーシュカ購入。
その隣には大学時代 一人で行った時に買った 田舎のお祖母ちゃんちの駅前の
今はもう無い土産店の 一関こけし。
手前の壁側に 去年作ったモチーフ編みのひざ掛けを引いて
それに座って わたしの本棚見ながら 夜な夜な飲む深夜の珈琲ったら!
昨日はあぶれた本を 処分する前に読もうと思って
星野智幸 「目覚めよと人魚は歌う」 と読む。
密度が濃くて 息継ぎの無い文章、
まるで舞台台本のト書きを連ねたかのごとき。
消せない過去の男との愛の世界に生きて、
現実の一人息子さえ直視出来ない主人公を分からないでもないが、
人魚姫ということであれば、
私にとって、くらもちふさこの 「海の天辺」 に勝る作品を他に知らない…
それにしても あなとヒナ ってのは、エロティック過ぎ、名前。
でも、うちのチビだって、 フランスイタリア行けば、
あなちゃん だもんな。
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眠れずに
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2010-08-15T04:34:13+09:00
2010-08-15T04:34:11+09:00
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souslecieldetokyo
日々是雑記
薄闇のなか oonoくん聴きながら ボーっとする。
誰かに電話でもかけたいところだけど、 もちろん迷惑極まりないので、
仕方なし、 ブログしている。
眠れない夜といえば、
思い出すのは澳門の二日目、コロアン島の夜。
あの日も最悪で ipodの落語を聴きながら ずっと
海風に揺れる 木々の陰のゆらめきを 見ていたな~、
ソファで 寝っころがって…。
何故か月が赤くて バサッ バサッと 葉っぱのあたる音が不穏で
全然眠れず 困っていたっけ。
冷房がガンガンに効いていて、
でもベッドや毛布は チビと旦那に占領され、
これでも無いよりまし とやっと引きずってかけた ベッドカバーが
やけに チクチクして、重くて、途方にくれていたのだ、一人。
眠れずに困っているとき 無理に眠らないで
いったん外に出て 空を見たほうがいい とは 昔ナルニアで読んだ好きな場面だったけれど、
3年まえくらいに再読したら 見当たらなかった。
あれ、どういうことだろう??
記憶の捏造かしらん
明日で10日間家でホームステイしていた ジャコモが 元の友人宅へ帰って行く。
彼が私のことを「おかあさん」と呼ぶもんだから、
誰かに会った時 冗談で”14歳の時に産んだ子なの”と紹介していたが、
10日もお客でなく 家族として家にいたら、 なんだかまんざら冗談でもなくなってくる。
気分的に。
イタリア人ってもっと 陽気で ストレスフリーな 人種を想像していたが、
彼は全く違って、(須賀さんのご主人もそうでしたね)
時間は厳守、言われたことは守る、チビの散らかしたビーズは種類ごとにボックスに入れ直す、
コーヒー・ワインは飲まない飲めない、冷房に弱くて電車に乗ったとたんタオルを首に巻く
などなど
繊細で いい加減でないのだった。
今日は 帰りの車のなか、 チビに
「(私達)いつ結婚しますか?」なんて ポロポーズしていたのには
さすがアモーレの国?って ちらっと思ったけれど。
そしてそして
何よりびっくりだったのが、 バイト先の甘甘濃厚ココアに お砂糖をたっぷり4杯くらい振り掛けたり、
ミスドに入った途端 「おかあさん!」と目をキラッキラさせて 嬉しがったり、
の 甘党ぶり!
可愛いものです、19歳イタリア男子。
で ついつい甘やかしてしまう、駄目駄目母さん のわたし。]]>
吉祥寺ふるほん7冊
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2010-08-14T08:37:16+09:00
2010-08-14T08:37:10+09:00
2010-08-14T08:37:10+09:00
souslecieldetokyo
古本
フリマ古本ネタもこれで最後かな…
そのうち “雑草親子 シンガポール編” 書きます!
アリエッティ。
お盆の真ん中、空いているだろうと吉祥寺の映画館に行ってきた。
案の定良い席。
舞台を現代の日本に移してあるせいか、チュークリーンサービスが出てきたり、
カラスが突撃してきたり、様々に工夫されていました。
大好きな アリエッティが借りに成功したり、
少年と 何度目かに議論するところは、
出てこず仕舞い。。。
翔がベッドの中で「秘密の花園」を読んでいたのは、ちと「出来すぎ君」だったかな?
ともあれ、
「今日はうるさくするからね!」と豪語していたチビも
なんとか最後まで乗り切り、
その後お昼を食べようねと約束していた白いチェブのシールが貰えるはずのコーヒーチェーン店では
満席でやむを得ず外に出たら大泣きされたけれど…
まあまあ トータルで70点な 映画日和で ござんした!
私も雑草野草が好きだから、
もし彼女みたく小人に生まれたら、
部屋をあんなふうに花や草で飾るんだ。
と帰りの電車のなか チビとはなす
帰り道の吉祥寺での外箱古本。
Made in U.S.A. monoマガジン編集部 400円(随分と前になるけれど、神田の古本やへこれを探しに行ったら、2年待ちと云われた曰くつきの本。同行の香港人編集者がどうしても欲しいと言っていたのだが、彼ら、はたして覚えているだろうかしらん?)
パパ・ヘミングウェイ ホッチナー 200円 (シンガポールにまつわる文学者といえば?この人くらいしか咄嗟に浮かばないために、一応買っておく。晩年、鬱で、自殺をしたんですね、知らなかった…)
普通の生活 2002年ソウルスタイルその後 李さん一家の3200点 200円(最初香港のマンションかと思って手に取ったが 違った。けれど そのあまりに標準的な一般家庭の品々がファイリングされ博物館に保存されるというのは 非常に興味深い。)
アジアでくつろぐ 長崎快宏 文庫100円(タイ ラオス ベトナム カンボジアもさることながら、 行きたいと思っているインドネシア ジョグジャカルタ について書いてあったので)
どうしてもチビが買いたいと言ったので、止む無く3冊200円本…
しずくちゃん3 しずくパークにようこそ! ぎぼりつこ
抱き合いで何となく買った他2冊
パンダ2001
さくらん 安野モヨコ
結構前の近所の古本屋外箱100本3冊
パンの百科 締木信太郎
インドの大地で 世俗国家の人間模様 五島昭
たのしいみんなのうた“200” 教育研究社
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絵本 よんさつ
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2010-07-24T23:11:21+09:00
2010-07-24T23:11:18+09:00
2010-07-24T23:11:18+09:00
souslecieldetokyo
古本
四冊を購入。
1、タレッシュ お茶農園の王子 ウィリアム・パパズ
2、あかいひかり みどりのひかり マーガレット・ワイズ・ブラウン/レナード・ワイズガード
3、ぎんいろのクリスマスツリー ハッチンス
4、ぐりとぐら なかがわりえこ/おおむらゆりこ
1は、変わり者で、「はぐれ雲」と呼ばれていた少年が、「雲のうえの王子」と呼ばれるようになる物語。
しかも何故そうなったかは、村人が良く言うことを聞いてくれたからというラッキーのみによる、ってのが
インドの物語らしくて 面白い。
ちょっと前、BSのドキュメントでやっていた某英国大手飲料メーカーと契約するようなお茶農園の実態、
フェアトレードの現状などを見たり、
これもBSのウルルンの再放送で 中越典子のベトナム蓮茶作りの回を見たり していた後だったので、
ついつい手に取る。
チビにはとんと 不評。。。
2、絵もさることながら、繰り返される「あかいひかり みどりのひかり」のフレーズがなんとも眠りを誘う、
素敵な絵本。
そうそう、訳は谷川俊太郎さんだし。
3、ハッチンスの絵、すばらしい。
4、言わずと知れた ぐりとぐら。
チビのが 園で読んでもらっていた記憶が鮮明らしく、良く知っていた。
あの大きな卵を、なかなか割れない卵を、石でたたいて割ったはいいが、
どうやってぼーるに流し込んだか、カパッといけたのか、謎。
でも、あの きいろいかすてらが、ふんわりとかおをだす ところ!
生唾ごっくん…。
やっぱり名作たる所以です。
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やっぱり
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2010-07-11T09:33:05+09:00
2010-07-11T09:33:03+09:00
2010-07-11T09:33:03+09:00
souslecieldetokyo
日々是雑記
雑草主婦、夜ふけ]]>
気分転換に
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2010-07-11T09:21:33+09:00
2010-07-11T09:21:31+09:00
2010-07-11T09:21:31+09:00
souslecieldetokyo
日々是雑記
雑草主婦の夜ふけ と、夜ふけの雑草主婦 と、
どっちがよいだろか??
雑草主婦の悲哀 は 敢えて止めといた。
こないだ行った友人の結婚式で、 仲間内でネイルアートしていなかったの
私だけと気付いて そのことを思ったけれど…
今月末は 香港の友人が 別々に2組到来、泊まらないけど。
来月頭は イタリア人がホームステイに 我が家へ、
その後 夏の韓国旅行…
うーん 大忙し!
でも、夜ふけは 主婦の時間。
ぼんやり雑草魂で 一息ついて、
また 日々を 頑張るのだ!!
そういえば、今月末に予定していた リフォームの 工務店店主が 病に倒れ、
2ヶ月ほど延期して欲しいと(材料は全部揃っているため) 電話がかかってきた。。。
半分穴のあいたままの洗面器で
山積みのダンボールで歩きづらい廊下で
10日間のホームステイ、
させてしまうよ ごめんよ。
まだ見ぬ イタリア人へ。 ]]>
古絵本&昭和人形
http://kutsuoto.exblog.jp/11322807/
2010-06-14T23:21:00+09:00
2010-06-14T23:20:55+09:00
2010-06-14T23:20:55+09:00
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古本
もりのなか マリー・ホール・エッツ(表紙の、茶・白・黒の配分が絶妙。題字のレタリックも。)
たろうのおでかけ 村山桂子/堀内誠一(100%オレンジ顔負けのポップさで、びっくり。何にでも原点となるべき指標が存在し、そのクオリティは今のものより遥かに質の高いものだなあ)
くろうまブランキー 伊藤三郎/堀内誠一(内容、少しだけ、パトラッシュの感じと思う。それとブランキーって云えば、ブランキー・ジェット・シティを思い浮かべるのは、世代感現れまくりだなあって。)
はなたれこぞうさま 川崎大治/太田大八
ABCえほん とだこうしろう(これもディック・ブルーナそっくり)
ちょっと別の古本屋での、絵本古本
ノアのはこぶね ゲトルート・フッセネガー/アネゲルト・フックスフーバー
もっと前の絵本古本
三びきのやぎのがらがらどん マーシャ・ブラウン/せたていじ(云わずと知れた、名作中の名作!)
近所の旧市場が、区のエコなんちゃらに生まれ変わって、そのオープニングにフリマがあるというので、意気込んで行ったはいいが、なあんも買うものなし、
市場の雰囲気も好きだったのに、なんら反映されること無く、つまんないセンター風の内装に変わってしまったことにもがっくり。
昭和レトロな赤ちゃん人形だけ、150円を100円に値切って買いました、ちゃんちゃん。
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ダリアの帯(もどき)
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2010-06-01T00:06:31+09:00
2010-06-01T00:06:28+09:00
2010-06-01T00:06:28+09:00
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日々是雑記
ふらっと行っただけなので、買うなんて、買うとしても二,三千円のものを買おうと思っていたのに…
買ってしまった、ダリアの帯!
…&がまぐちバック&帯〆(1000円分の割引チケット消化の為)。
鮮やかな黒の地に、大きな花の銀糸の刺繍。
ものは菊なのだけれど、私も、側についていた売り子さんも、大島弓子「ダリアの帯」を思ってしまって、ふたりで命名。
そんなんだもの、えいっと購入…。
予算の3倍だったのは、大きな痛手(汗)だったけれど、長くて締めづらいのも難点だけれど、渋めの着物にそれを締めてシックに。もしくは花柄の銘仙にそれを締めて可愛くモダンに。の喜びの方が大きいから、善しとするか。
枯れたおばあちゃんになっても締めたら素敵だろうし…。
これからは、
単衣のシーズン、薄物のシーズン。
欲しいのは、じゃぶじゃぶ洗える木綿か、デニムか、(まあポリの、)
さっぱりとした無地かなあ。
久しぶりの衝動買い。
ちょっとまだ胸がざわついてますけれど、2回、3回と締めるうちに、落ち着いてくることでしょう、たまにはこんなこともあるのです、女ですものね!
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oonokun's music
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2010-05-26T23:00:00+09:00
2010-09-30T20:51:48+09:00
2010-05-26T23:00:43+09:00
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日々是雑記
自慢じゃないけれど、私の友達にはたくさんのスバラシイ才能の持ち主がいる。私を除いてほぼ全員がそうである、と言っても過言では無いくらい。私なぞ器用貧乏もいいとこだから、全てが中途半端でモノに出来たためしがなく、何かに絞ってそれを追求し資格取得なり生業なりに出来ている友人達って、心底スゴイと思うし、大切にしたいと思っている。お願いですから友達で居させてください、揉み手スリスリ、って感じなのだ。
で、oonoくん。
彼はミュージシャンなのだけれど、最近新作アルバムを発表したのです。
本当はタスマニアFMでDJをやっているアニメオタク、Jポップフリークのオーストラリア人殿と、その記念ライブに行こうと思っていたのだけれど、何やら用事が出来たとのことで振られ、バイト仲間のお姉さま方達が来ること知っていたので、会場で落ち合うことにして、一人ひょっこり行ってきた。
会場は渋谷0-nest。
はるか昔オンエアーeastには何回か通ったことあったはずなのに、久々のラブホテル街に圧倒され、しばし漂流。ひー怖かった。
懐かしの(でも思ったより煙モクモクでなく、健全な)ライブ会場の雰囲気。それでもいっちょお酒の力を借りないと~と思い薄めのカクテルを頼んだが、空きっ腹にぐびぐび飲んでたらあっという間に頭が回りだし、ただの酔っ払いオバサンの出来上がり。
2バンド目の演奏を上のバーフロアでやっているらしきだったのに、民族大移動に乗り遅れその場から動くことすら出来ず、3バンド目のセッティングや、チューニングから派生してのリハ、セッションもどきを聞きながら、ぼんやり佇んでしまった。。。6階でやっていた女の子、なんかすごく良さそうだったのに…残念。。。
(私のように足に接着剤が付いてしまった人はでも他にちらほら居て、例えば渋谷モヤイ像前で待ち合わせしている人たちが互いに言葉無く観察しあって、なんとなくの輪が出来るみたいに、不思議と居心地の悪くない空間ではあったのだけれども。)
そう、で、oonoくん。
そのライブ行ったせいもあるし、その時会場で初期作品集を入手したせいもあるしで、ここのところずっと彼の音楽を聴いている。
チビなど、かかっていると「これ、oonoくん?」とすぐ反応。ちなみにSLEEP WHALEは彼のお友達の音楽、ってことになっている、チビによると。恐るべし!
ずーっとずーっと例えると何だろう、言葉にすると何だろう、って思っていたのだけれど、今日お風呂の中でやっと思いついた。
彼の音楽は、私には、見開きの、白い漫画か絵本のイメージ。何もかも白く、何も描かれていない、もしくは書かれているもの全て白の絵の具で塗りつぶされてしまっている、そのもの。白の紙、一ページ。
大島弓子の有名な作品の好きなシーンに、一こま丸々黒の闇の中を、白のネグリジェを着た乙女が逃げて走るところが描かれた場面があるけれど、ちょっとそれに近い。
もしそれに重ねれば、しろい太陽みたいに眩しい目くらましの光線の中、その主人公は、天を仰ぎ、光を片手で遮りながら、それでいて泣けて泣けて、苦しくて苦しくて、喘ぐように胸で大きく息をしている。もしくはもっと突き抜けて、哀しみも涙も透明になって微笑んでいるか…。
個人的な心象風景だと、浪人時代の夏の江ノ島の海、ってのにも似てるし、行ったことのない北欧の寂れたカフェ、ってのも浮かんでくるし、香港のSOHOあたりの深夜2時、ってのも近いかなあ。壊れかかった片目の見えないロボットが夜ごと見る砂嵐の夢、とか、バイト帰り バス停で眺める 雨に濡れた車道に揺らめく看板のオレンジ色、お祭りみたいな、とか。。。
疾走感、喪失感、は絶対なキーワードと思う。
柔らかくて激しい祈り、も。
幼稚園の送り迎え、毎朝のお弁当作り、ママ友との子育て愚痴話、日々の、なんにも広がり様が無い生活のなかで、彼らのグループがやっているような音楽が存在するということを知ったことは、私にとって実はちょっとした事件だったのだ。
なにやら上手くまとまらなかったけれど、とにかく言いたかったことは、彼の音楽が大好きだということと、私は私の友人達に感謝しているということ か。?。
それからついでに、何故かエレカシの色褪めた黒のTシャツを「すっごく格好いいじゃん」と言ってくれるような、着々と面白く育っていく娘への、尽きない“アイシテル”を…。
明日は四回目の初級成人水泳。
贅肉ゼロのビキニ青年バイト先生に負けずに、頑張るぞー!(特に背泳ぎ)。苦笑。。
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古本雑記 4月③
http://kutsuoto.exblog.jp/11019712/
2010-04-27T21:10:25+09:00
2010-04-27T21:10:21+09:00
2010-04-27T21:10:21+09:00
souslecieldetokyo
古本
いつもの店の、100円本
大江健三郎 僕が本当に若かった頃
るちみ・るちるち 山村暮鳥童話集
特急ワイン街道 ブルゴーニュの蔵元を訪ねて 南川三治朗
ワイン好きの韓国人ファミリーと、いつか行こうねと“約束”があるため、その下準備として購入。でも、普段はスーパーの安いワインばかり飲むので、ボルドーのが我が家の主流。。。年に二回のバイト先の食事会でご馳走してもらう、星付きレストランで供されるブルゴーニュ産ったら、最高においしいの知ってるんですけれどもね、涙。
柳「如糸」(りゅうじょ)降る北京より 陳真
前々からこの存在を知っていたのだけれど、何故か今回手に取る。解放直後北京放送にて日本向けラジオのアナウンサーとなった女史の半生。NHKテレビ・ラジオ中国語講座講師でもあるそうな。
バースディ・ストーリーズ 村上春樹編訳
最近ハルキ付いているため、一応ね。
やっとこ「ノルウェイの森」しかも上巻のみ読了。思ったより“ハルキ”っぽく無かったし、バイト先マスターの言う“学生運動そっちのけでHばかりしている小説”とも全く違ったし、百文は一読に如かず、ですね。
帯に書いてある通り、100パーセントの恋愛小説、しかも幾分自伝的な、というのがやはりしっくり来る。
直子や緑との複雑な関係、神妙で精神的で精密な性の描写なんかは、大江健三郎らしさすら感じさせた。それらにまつわる固有名称なんかも同じ様だったし。
心象風景は四国の森、ではなく、井戸、や草原の風景、だったけど。
それから、音楽。これは本当に、欠かせない要素で換わらない。知っている曲についてはそのまま頭の中にそれを流せばよいので無問題だが、知らない曲やうろ覚えの曲については、非常に気に掛かり、困る。最新作でも同じ社会現象が起こってますね。
そうそう、トーマス・マン「鷹の山」やフィッツ・ジェラルド「グレート・ギャツビー」も忘れずに読まなくては。
さてはて、下巻はいつ読める?
笑芸人2002冬号
なんとなんと、山下達郎と昇太のお笑い対談が載っている!
“ヤマタツ”が目白の高田中学校出身だったってのも初耳だったし、お笑いマニアもあそこまでだったとは、驚きだった。でも、彼のラジオの話しぶりを考えれば、頷けることか。
「黄金餅」をラップにして作った、とか、TBS「おはよう名人会」を全録画してあるとか、うーむ、さすが!
「寝るときに聴くのは志ん生さんって決まってるんです」ってのには、思わずニヤリ。
ちなみに昨日私が聞いたのは「駒長」。
あんな卑怯な男と女の駆け引きの話だというのに、きっちり“くすぐり”その他で笑わせてくれるし、じょうはっつあんの大阪弁もいいし、偽の夫婦喧嘩の際の「お稲荷様の御札如何でございましょうかね」、なんて最高に可笑しい。
見るものが何も無くて、昔撮った「風呂敷」も昨日見た。いささか修正の跡、不自然さを感じないでもなかったけれど、貴重な映像だし、やっぱり最高。これと「蟲」、早くipodに入手した~し!!]]>
台所のかみさま
http://kutsuoto.exblog.jp/10966423/
2010-04-14T23:02:51+09:00
2010-04-14T23:02:51+09:00
2010-04-14T23:02:51+09:00
souslecieldetokyo
日々是雑記
せまい台所の入り口に、じゃらじゃらしたビーズの暖簾が掛かっていているのだけれど、普段料理の運びに邪魔なので、一つに縛ってある。
神社でお参りする際の“鈴付き縄”にそっくりということで、チビが日々、ゆすっては何やらむにゃむにゃ願い事をしていたのがきっかけで、それを母子はいつしか「台所の神様」と呼ぶように。
中国ではもちろん「竈の神様」「台所の神様」はちゃーんと存在して(「玄関の神様」も有名ですね。)、これといって珍しいこともないけれど、家の「台所の神様」は、喫茶店マスターのダイエットの成功やら、友人たちの活躍やら、就職活動の成功、両親の旅の無事等々、台所とはとんと関係ないことばかり願い事されて、だぶん大弱り、ご利益期待するほうもどうかしていると思うけど。
じゃらじゃらの上に、神棚、作ったほうが良いか知らん。
そういえば、たまたま今日夕方NHKをつけたら、「トイレの神様」なる歌が流れていた。水木大先生の本に出てくるようなトイレにいる妖怪のことではなくて、その歌では、トイレには「女神様」がいて、毎日きれいに磨くとその女神様のごとくべっぴんになれるんだ、そうな。それを教えてくれた、亡きお祖母ちゃんに寄せる追悼ソングでした。
「水曜日の神様」というのもありますね、角田光代。まだ未読ですが、タイに存在する、「曜日の神様」のことのよう。
香港では、「生まれ年の神様」ってのもいたしな。
八百万の神様が存在するこの国、この地球、“素晴らしきこの世界”(真心ブラザーズ)!
追記
台所といえば、何より秀逸なタイトル、
谷川俊太郎氏の詩集、「夜中に台所でぼくはきみに話かけたかった」。
スバラシキ 老年の 恋のオモイ。]]>
すごい、2日連続更新なんて。幼稚園初日の古本。
http://kutsuoto.exblog.jp/10949537/
2010-04-09T21:24:52+09:00
2010-04-09T21:24:41+09:00
2010-04-09T21:24:41+09:00
souslecieldetokyo
古本
前から予約したあった通り、9時半待望の歯医者。虫歯2本、まあそんなとこだろうと思ってた、3年前くらいからチョコレートが歯に沁みてたもんな。
かっきり1時間半かかり、ガリガリ、ゴンゴンやられる。星が、ノイズが、脳内宇宙に飛ぶ。11時終了。
11時20分お迎えの為、時間調節。
歯医者から幼稚園に曲がる角の間には、3、4軒の古本屋があるからね。
で、“幼稚園初日”の古本。
ふふふ。
50円文庫
サンフランシスコがいちばん美しいとき スーパーガイド西海岸の旅 丸元淑生(BSでやってる好きなドラマ、“ミスターモンク”に敬意を表して!?)
お江戸でござる 杉浦日向子(何でこれ、持っていなかったんだろう??)
四季のいけばな花材 カラーブックス(“いけばな”しないけど、花の名前と、何科が写真付きで載っていたので)
小さな貝殻 母森瑶子と私 M・ブラッキン
消える上海レディ 島田荘司(冒頭の、昭和13年12月14日、という日付にも、解説にあった田村俊子の名前にも心惹かれて。でもまあ、冒険推理ものですね。)
50円単行本
長安から河西回廊へ シルクロード第一巻 陳舜臣・NHK取材班
辻邦生 パリの手記Ⅰ 海そして変容
パリの手記Ⅱ 城そして象徴(ちょっと前NHKで彼についてセカチューの作者殿が語っていた番組をやっていて、彼の人生に、書くものに、興味を持ったので。)
関係ないけど、そこの歯医者は超普通の民家で(の一階を改装して)やっていて、知らなかったらお世話になることも無かったと思うが、腕の確かさと人格の良さを知っていたので、今回から通うことにした。
奥の窓側の椅子に座ると、庭が見える。
その庭が、それこそアリエッティが居てこっちを伺っているんじゃないかと思わせるような、もしくは佐藤さとるのコロボックルの世界そのもので、口ゆすぎの度に目をやっては、心奪われてしまった。
小人、なんて、この年になって信じるのも勇気がいることだけれど、
あの歯医者のあの庭になら、住んでいても可笑しくないかもな、アリエッティの末裔。
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長くなりました、古本&雑文
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2010-04-08T23:15:05+09:00
2010-04-08T23:14:59+09:00
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souslecieldetokyo
古本
今日は彼女は興奮しすぎと昨日の早寝のせいで、5時半起床、6時朝御飯の大張り切りぶり。言うこと聞かず動き回ってばかりで、ロクな写真も撮れなかったのが残念…。でもまあしょうがないですね、所詮コドモなんてそんなですね。
文体にすぐに影響されてしまうのは、かの大江健三郎まで、「夕子ちゃんの近道」の解説の中でそう書いておられることなので、特別私だけなわけでもあるまいが、これは村上春樹です。
ひょんなことから、井の頭公園のカフェで、私のもとにやってきた、この本。
村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた
ノルウェイの森(赤)も50円で見つけたし、その前行ったジブリの美術館で貰った小冊子にも村上春樹特集載っていたし、ちょっとしたブーム到来。かなり遅めの、そしてかなり小さめのですが…。
猫のことも、JAZZのことも、日々のことも面白く読みました。でもやはり一番は「小確幸」。小さいけれども、確かな幸福。それを見出すための、自己規制みたいなものの存在。J・Jの買い物の仕方にも共通してます、もちろん私の人生も、ほとんどこのことだけのために回ってますしね。
偽っこ文体終わり!
そういえば、「櫂」読了。
巴吉太夫が綾子を産むところくらいから、物語ががっと動き始め、そこからはあっという間読んだ。
しかし、人生9勝6敗のセオリーからいくと、綾子にのめり込み過ぎたのが、喜和の後半の負けを引き込んだのだろう。しかし血の繋がらない関係を本物の親子のものにするには、喜和にはそうすることしか出来なかったことを思うと、何やら哀しい。
続けて、「寒椿」読む。まだ一人目。(四人の芸妓子が出てくる)
入園祝いの古本
The Christopher robin story book+ by a.a.Milne
I CAN FLY Ruth Krauss (ラブリー、文句なし。)
A CLEVER LITTLE GIRL LIKE LOTTA(映画のロッタちゃんが大好きなので、いたく喜ばれる)
おおかみと七ひきのこやぎ フェリクス・ホフマンえ /せたていじ やく(グリム童話などの名作を、安物じゃない絵の絵本で揃えていくのも、私にとって“小確幸”。)
便乗の100円古本
猫 ジョルジュ・シムノン (帯の都筑道夫のコトバ、「この本をもっと若いうちに読んでいれば、結婚なんかしなかったのに。」には、ゾッ。シムノンはミステリー以外にもいろいろ書いていたから、これも小説風のものと思うが、それにしても、ミステリー以上に身の毛のよだつ…。)
猫に紅茶を 生活に刻まれたオーストラリアの歴史 藤川隆男(タイトルでやられました。)
ウォン・カーウァイ ジミー・ンガイ
九龍塘の恋 ポール・セロー(旅行記以外で読むのは初めてだが、香港を題材にしているなんて、ニクイ。やりますな。)
鳥頭紀行 くりくり編 西原・ゲッツ・鴨(チビがわりとアニメ「毎日かあさん」が好きで見ているのだが、つい先週カンボジア旅行の回をやっていて、彼ら、昔出家して出家名を貰ったそうな…、その旅行話が載っている編だったので。でもそれより何より、里帰りして春キャンプした際、テントのチャックを閉め忘れ、参加一族全員ヤブ蚊に教われ全身刺された痕で血だらけになった漫画の絵、怖くて、夢に出そうでした。)
図書館の本
床下の小人たち メアリー・ノートン
小学生の頃地元の図書館で借りて、相当面白くってわくわくして、全シリーズ読んだはずなのに、内容をほとんど忘れており、もちろんジブリの次回作の原作がこれなので、読み直すことに。文庫で3冊持っているのだけれど、やっぱり、文庫より断然、単行本ですね、表紙の黒の感じが最高に素敵。
覚えているはずの、ミシン糸(糸巻き)を借りてくるシーンがなくて、記憶って作られている…恐るべし…、と思う。きれいな絵の張ってある天井を見つめる場面は、かろうじて合っていたけれど。
人間(インゲン)の男の子と会って、世界が変わるアリエッティ。
「ふたりの、いっしょにさぐった世界は、どんなものだったでしょうーアリエッティにとっては、未知の世界ばかりでした。アリエッティは、多くのことを学びましたが、学んだなかには、信じられないこともありました。アリエッティは、こんどこそは、じぶんたちの住んでいる地球が、まえ考えていたように、小人のために、宇宙をめぐってまわっているのではないということを、思いしらされました。」
ここのところでは、年下の友人のo君のことを思い出す。そういえば最近、宇宙について考えているって言ってたなあ…。
余談ですがこのo君、非常にタレンティブなミュージシャンなのだけれど、今まで見たことないくらいジェントルでナイスでグッドマン。でも、「よんじゅっさいもんだい」で角田光代が言っていたように、「本当に“悪いおとこ”とは、善人のことだ」ってのも真実だと思うので、彼にはもっと悪人の部分を頑張って放出して欲しいと願う、オバチャン心。
でもまあ大丈夫だろうな。暗黒の中で台風みたいに蠢く、宇宙くらい大きな闇の部分を、彼もきっと持っているはずだから。だから、音楽、やっているんだろうし。
あともう一つ、(今日は長いなあ、)
ジブリの美術館の本屋さんに飾ってあった、ユーリ・ノルシュテインの(確か)「おやすみなさい子供たち」の絵。だーいすき、と思ってユーチューブで見られますよと教わって見ようとしたのに見られない。そいで代わりに、「屋根の上のポムネンカ」のDVDを手に入れようと思い立ったのだけれど、それも発売していないと云われてしまった、残念。
この2作にも、床下の小人たちにも共通するけれど、どうして不揃いの、縁欠けの、オモチャの陶器のカップや指貫で お茶を飲みお菓子を食べる人形、ぬいぐるみのパーティーって、こんなにもあんなにも私の心を躍らせるんだろう。
イギリスのスリフトショップにでも行って、思うまま手当たり次第そんなものを買い物したいなあ~、いつの日か、ってこれは大確幸。
おしまーい!
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雑文&少しの子供の古本
http://kutsuoto.exblog.jp/10834359/
2010-03-05T20:26:08+09:00
2010-03-05T20:26:05+09:00
2010-03-05T20:26:05+09:00
souslecieldetokyo
古本
今年度残すところのイベントとしては
チビの四歳の誕生日と入園祝いのみとなってしまったなんて。。。
更新を怠っているのは、
書くべき古本を買っていなかったり、家にある本も読んでいなかったり、
もともとの不精がたたったせいでもあり。
年始早々の、新型インフルエンザ騒動のせいでもあり?
とは言うものの年末には、チビ+私のパーティー用ドレスを製作し、
年明けからは幼稚園用袋物セットを、
さらには台湾で買ったままになっていた生地でサブバックを何個も何個も製作したのだった。
読み始めると止らない、書き始めると手が勝手に動く、これと同じで、
ミシンなども、やり始めると、手が止らなくなってしまう性分の私。
さて。
クリスマスに買った絵本…
スーホの白い馬
かさじぞう 共に絵、赤羽末吉
こぶとり 松谷みよ子文
赤ずきん バーナディット・ワッツ絵
Les 5 femmes de Barbargent
Das gerettete kiefernbaumchen
Strega Nona
白水社 子供用 チボー家のジャック
メアリー・ノートンの小人シリーズ 野、川、空の3作。
自分のものとしては、
「花のきもの」読み出したらはまってしまって、続けて読んでいるのが宮尾登美子の「櫂」。
描写が詳細すぎて、または思い出の一こま一こま全てを漏らしきらずに書ききろうとしている作者の力加減のせいで、なかなか前に進まず、物語のうねりも見えてこない。
しかしながら高知の下町の風俗を知るのに、これ以上のテキストもあるまい、
また、少しずつ、読むことだ。
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