古本 フリマ 散歩


by souslecieldetokyo
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2月某日の古本

 久々のバイトの帰り、ぶらぶら歩いていたら、何かしら古本が買いたくなってしまったのだけれど、たいした収穫も無し、一冊だけ20円の「満州男」(佐藤生人著、ますお、一代記)を購入。読みつつ裏道の、御茶ノ水の安くて有名なてんぷら屋の支店にて800円のエビ天定食。
 
 古本街終わりの方の店で、3冊200円コーナーで鹿地亘の「もう空はなく もう地はなく」を見つけ、そこで、と改めて木箱を見渡して、池波正太郎を2冊、大江健三郎を1冊、堀江敏幸「熊の敷石」、中目黒の有名店で2千円もした江藤淳「夜の紅茶」を掘り出し、計6冊400円で買う。
 
 困ったことに池波の本は2冊とも文庫本が家にあったのだが気付けなく、この単行本をどうして初めての本と思ってしまったのだろう、どうしてこんなに文庫と印象が違うのだろうと思ったら、単行本には氏の絵がカラーでしかも大きく載っているから、印象が違うのだった。それで、この勘違いは良しとすることにする。

 
 帰って「満州男」を通し読み。
 夢を抱いて一家で渡った満州で、匪賊に父親をやられ、母親と生き別れ、人買い馬車でモンゴルへ。良き養父母に恵まれたが赤痢で死に別れ、ロシア系農場の農奴となり。八路軍に加わり、身も心も中国人として働いたのに、出生が日本人ということを暴かれ、また強制労働の日々。7年後、直訴が認められ、家族の元へ。後、北京の図書館での日本人との出会いから、日本へ40年ぶりに渡り、実母とつかの間の再会を果たす。DNA鑑定も無かった当時の、その結びつきの証明は、幼い頃母が歌った子守唄代わりの民謡だった。。。
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by souslecieldetokyo | 2009-02-28 21:49 | 古本