古本 フリマ 散歩


by souslecieldetokyo
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最近の読書

古本
○おしゃべりな映画館 淀川長治・杉浦考昭 100円
○鹿島茂 セーラー服とエッフェル塔 100円
○ハリー・ポッターと賢者の石 100円
○モモ 100円
○ももいろのきりん 中川季枝子・中川宗弥 200円

新刊
○漫画 たまちゃんハウス3 逢坂みえこ
○植草甚一 ぼくたちの大好きなおじさん 晶文社編

 文句なしに面白かったのは淀川さんとオスギの対談集。オスギのコメントを、「ヤダね、子供で」とか「そんなお下品な言い方して」とかやりこめる?ところ、小気味よし。
 選ばれる映画も、ロメール、ヴェンダース、ジャームッシュ、タルコフスキー、フェリーニ、ウッディ・アレン等々、一癖ある監督のものばかりで、読むにつれ、記憶の底の映像がうっすら浮かんできて、かつて一週間に五本は観ていたレンタルビデオ生活時代を懐かしく思い出したり。
 
 淀川さんは、浪人時代の講演会で沢木耕太郎氏が語った「宮中晩餐会のような席で、好きな映画は「ベニスに死す」と答えた天皇陛下に向かい「「あんたいい趣味してるねェ」」と平然と言い放った」なるエピソードなどで、すごい!と思って(私などちょっと偉い人に会うと舞い上がってしまうから)、”MY会いたい人トップ10入り”していたのだが、大学の講演に来られた時聴きに行き、前の方のカブリツキで拝見したことは、昨日のことの様に覚えている。
 
 晩年の車椅子姿ではあったものの、映画の情熱、話の情熱はお変わりなく、場面場面をまるで活弁士のようにカメラワークから台詞、表情入りでこと細かに描写する能力に、サービス精神に、記憶力、話術、愛にあふれた人柄に、感激した。


 珍しく新刊で買ったJ・Jの本にも彼の推薦文が出てくるし、上の本にも、ちょっとしたアメリカのオモチャを劇中で見て、J・Jを思い出したとコメントが出てきて、二人の関係性に嬉しくなってくる。
 池波も推薦文を書いていて、それにも「うんうん」となる。好きな作家同士が仲が良いと、単純に、気分が良いものだ。

 
 肉声CD付きに釣られて買ったのだが、まだ聴いていない。最近もっぱらIPODばっかりで、CDを聴くのも特別になってしまった。。。



 鹿島茂のエッセイ本も面白かった。エロスや下ネタ風のものも多かったが、本を読んで浮かんだ、例えばキリスト像が血まみれ悲惨さ十字架像なのはどうしてか?や、どうしてパリのパスタはくたくたか、などのセンス・オブ・ワンダーに、また別なる本を読んで見つけた解答、見解が書かれてある。原題が「とは知らなんだ」なのは、納得。

 泣く子も黙る有名著名児童文学3冊は、ゆくゆく読むであろう、チビのために。


 たまちゃんハウスは久々に読んでいる漫画、上方落語についてのドタバタ?成長記。上方噺の勉強のために。
 
 先日あまりに顔から笑顔が消えかかったので(チビのイタズラ、聞き分けの無さに始終怒っていて)、フラッと旦那に世話を任せ、半日寄席へ。土曜日だったからかブームだからか混んでいて、いつもの好きな場所の席が取れず、最初落ち着かなかったが、仲入り後パッと席を替わり、ゆうゆうと観る。

  番付を事前に調べず入ったのだが、好きな芸人さん(といっても落語でなく色物の)が2,3出たので思いっきり笑ってストレス発散。
 落語は扇橋師匠の「茄子娘」が聴けたのが思いがけず嬉しかった。今では師匠くらいしかやらないであろう、この噺。蚊帳の中に蛍を放す思い出話のところなど、聴いてて好きなところだ。あと何回、師匠の話が生で聴けるだろう?円菊師匠についても、同じ思い。


 前に書いたクリストフ&ウーダンの「新中国人」は相当に奥深い本。付箋紙がいくらあっても足りないくらい。分厚い、内容量の重い、スケールの大きい本なので、やっと今半分。
 中国共産党の隠したい部分、体質、国民の貧しさ、命の軽さ等々、よくぞここまで取材したなあ、と感心することしきり。スパイや妨害者に負けず。素晴らしい。
 
 少し前読んだ魯迅の、「薬」の時代と、なんにも変わっていないんじゃないだろうか?と他の本を読んだときにも思ったが、この本でもそれを思わざるを得なかった。そしてさらなる拝金主義が、事態を悪い方へと導いていっているような…。
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by souslecieldetokyo | 2008-09-25 01:08 | 古本