古本 フリマ 散歩


by souslecieldetokyo
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oonokun's music

 oonoくんの音楽。

 自慢じゃないけれど、私の友達にはたくさんのスバラシイ才能の持ち主がいる。私を除いてほぼ全員がそうである、と言っても過言では無いくらい。私なぞ器用貧乏もいいとこだから、全てが中途半端でモノに出来たためしがなく、何かに絞ってそれを追求し資格取得なり生業なりに出来ている友人達って、心底スゴイと思うし、大切にしたいと思っている。お願いですから友達で居させてください、揉み手スリスリ、って感じなのだ。

 で、oonoくん。
 彼はミュージシャンなのだけれど、最近新作アルバムを発表したのです。
 本当はタスマニアFMでDJをやっているアニメオタク、Jポップフリークのオーストラリア人殿と、その記念ライブに行こうと思っていたのだけれど、何やら用事が出来たとのことで振られ、バイト仲間のお姉さま方達が来ること知っていたので、会場で落ち合うことにして、一人ひょっこり行ってきた。
 会場は渋谷0-nest。
 はるか昔オンエアーeastには何回か通ったことあったはずなのに、久々のラブホテル街に圧倒され、しばし漂流。ひー怖かった。
 
 懐かしの(でも思ったより煙モクモクでなく、健全な)ライブ会場の雰囲気。それでもいっちょお酒の力を借りないと~と思い薄めのカクテルを頼んだが、空きっ腹にぐびぐび飲んでたらあっという間に頭が回りだし、ただの酔っ払いオバサンの出来上がり。
 2バンド目の演奏を上のバーフロアでやっているらしきだったのに、民族大移動に乗り遅れその場から動くことすら出来ず、3バンド目のセッティングや、チューニングから派生してのリハ、セッションもどきを聞きながら、ぼんやり佇んでしまった。。。6階でやっていた女の子、なんかすごく良さそうだったのに…残念。。。
 (私のように足に接着剤が付いてしまった人はでも他にちらほら居て、例えば渋谷モヤイ像前で待ち合わせしている人たちが互いに言葉無く観察しあって、なんとなくの輪が出来るみたいに、不思議と居心地の悪くない空間ではあったのだけれども。)

 そう、で、oonoくん。
 そのライブ行ったせいもあるし、その時会場で初期作品集を入手したせいもあるしで、ここのところずっと彼の音楽を聴いている。
 チビなど、かかっていると「これ、oonoくん?」とすぐ反応。ちなみにSLEEP WHALEは彼のお友達の音楽、ってことになっている、チビによると。恐るべし!


 ずーっとずーっと例えると何だろう、言葉にすると何だろう、って思っていたのだけれど、今日お風呂の中でやっと思いついた。
 彼の音楽は、私には、見開きの、白い漫画か絵本のイメージ。何もかも白く、何も描かれていない、もしくは書かれているもの全て白の絵の具で塗りつぶされてしまっている、そのもの。白の紙、一ページ。
 
 大島弓子の有名な作品の好きなシーンに、一こま丸々黒の闇の中を、白のネグリジェを着た乙女が逃げて走るところが描かれた場面があるけれど、ちょっとそれに近い。
 もしそれに重ねれば、しろい太陽みたいに眩しい目くらましの光線の中、その主人公は、天を仰ぎ、光を片手で遮りながら、それでいて泣けて泣けて、苦しくて苦しくて、喘ぐように胸で大きく息をしている。もしくはもっと突き抜けて、哀しみも涙も透明になって微笑んでいるか…。

 個人的な心象風景だと、浪人時代の夏の江ノ島の海、ってのにも似てるし、行ったことのない北欧の寂れたカフェ、ってのも浮かんでくるし、香港のSOHOあたりの深夜2時、ってのも近いかなあ。壊れかかった片目の見えないロボットが夜ごと見る砂嵐の夢、とか、バイト帰り バス停で眺める 雨に濡れた車道に揺らめく看板のオレンジ色、お祭りみたいな、とか。。。

 疾走感、喪失感、は絶対なキーワードと思う。
 柔らかくて激しい祈り、も。


 幼稚園の送り迎え、毎朝のお弁当作り、ママ友との子育て愚痴話、日々の、なんにも広がり様が無い生活のなかで、彼らのグループがやっているような音楽が存在するということを知ったことは、私にとって実はちょっとした事件だったのだ。


 なにやら上手くまとまらなかったけれど、とにかく言いたかったことは、彼の音楽が大好きだということと、私は私の友人達に感謝しているということ か。?。
 それからついでに、何故かエレカシの色褪めた黒のTシャツを「すっごく格好いいじゃん」と言ってくれるような、着々と面白く育っていく娘への、尽きない“アイシテル”を…。

 明日は四回目の初級成人水泳。
 贅肉ゼロのビキニ青年バイト先生に負けずに、頑張るぞー!(特に背泳ぎ)。苦笑。。
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by souslecieldetokyo | 2010-05-26 23:00 | 日々是雑記